20日午後1時50分ごろ、北海道恵庭市盤尻の山中で、北海道森林管理局恵庭森林事務所の男性森林官菅田健太郎さん(38)=千歳市=が、同僚と二人で山中で作業中、近くで鹿猟をしていた札幌市の43歳のハンター男性に誤って猟銃で撃たれた。森林官は意識不明でドクターヘリで病院に搬送されたが、1時間半後に死亡が確認された。

 道警千歳署は業務上過失傷害容疑で、撃った男性から任意で事情を聴いている。男性は「動物と間違って撃ってしまった」と話しているという。菅田さんは安全確保のためオレンジ色のヘルメットを被っていたが、ハンターは130m離れたところから、散弾銃で誤射したものと見られている。

痛ましい誤射事件である。今年最後の狩猟(鴨打)に出かけようとしていた私は、このニュースが流れるのを聞いて、おもわず声を上げてしまった。
千歳市の猟場は、禁猟区と鹿猟区域が入り乱れたところで、地元人以外には難しい猟場である。従ってなお一層の注意力を必要とする猟場である。入林説明会ではそう説明されていた。

それにも関わらず、オレンジ色のヘルメットを着用した森林関係者を誤射する等常識では考えられない行為である。散弾銃での鹿撃ち、その弾が一発弾であればその威力はライフルに勝る。しかし、このハンターは、スコープを使って射撃している。白いタオルを鹿のお尻と間違えて撃ったそうである。そうであるならば、しっかりと獲物を確認できたはずである。白いタオルを見て鹿の輪郭を見ずして射撃。あまりにもお粗末である。考えられるのは、獲物に遭遇できず、焦っていたのだろう。
私などは、獲物に会えねば「今日は生き物を殺すことが無くてよかった」。外せば「殺さなくて良かった」と考える口である。鉄砲を持つ事によって、一般人が立ち入らない森林の中に入って行き、新しい発見がある事が楽しいのである。捕獲した獲物はもちろん食べる。獲物を食べないで、別に殺されたフライドチキンを食べる。それでは殺された獲物は浮かばれないであろう。
又、山野に入れば、私自身が獲物になっていないか、常に気を配るが、被害者は仕事に一生けん命だったのだろう。

こんな簡単な誤射がなぜ起きるか。全て焦りのなす業であり、もし朝から狩猟に出ていたならば、疲労して判断力が不足したかも知れない。又、今年は冬の訪れが遅く、落葉していず見通しも悪い事も原因であろう。それなら撃つな。
ハンターに警告したい。「もっとゆったりと猟をせよ」と。俺はいつでも撃てる。しかしおびえて隠れているお前なんかを打てば、鉄砲が腐る。・・・・常に一呼吸おいて撃て、適切な射角を定めそれ以外の方角には絶対打つな。
被害者だけではなく、彼の人生は家族と共に狂ってしまった。これ以上の被害者を出すな。
上記の記事を書いている最中、このハンターは狩猟許可は得ているが、営林署管轄の森林に入る許可を得てすなかったそうである。当然入林に対しての説明会には参加していない。説明会に参加すれば、禁猟区や営林作業員が入林する状況。例えば年前は作業をするが、年明けは入林しないので鹿猟をしてもかまわない。又、その逆や可猟区域であっても、入林を許可しない等が分かる地図を得る事ができるのである。千歳地域と言う難しい区域にも関わらず、許可を得ない等、言語同断の所業と言わざるを得ない。正にハンターの資格はない。
これが元で、数少ないハンターが更に減るであろう。

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ハンター事故 001
       北海道新聞社記事

2018年11月27日追申
銃所持の更新講習会に行ってきた。ハンターの減少を防ぐ対策が考えられているが、今回の事件で希望者が減る事を皆心配していた。又、入林講習会に参加していないと記載したが、講習会では見かけたとの情報もあった。
猟友会からハンターに集合かかった。どんな話が出てくるのか。警察には嫌味を言われる事だろう。12月12日行ってくる。

2018年12月13日 追申
昨夜、狩猟講習会に行ってきた。TVカメラも入っていた。
被害者は妻・小6・小3・1歳半の5人家族である。猟友会会長・副会長・他1名通夜と葬式に参列してきた。自分とは関係ないが、同じ狩猟仲間が起こした事故である。事故といえども殺人である。この1歳半の赤ん坊は父親の顔を知らずに育つのである。情けない。
事件のあらましが説明された。
被害者が同僚と作業のためやってくると、加害者の車がある事に気付いた。台風で道路先が通行できなくなっている事を教えてあげようと、加害者の方へ向かい。これを鹿と間違えて撃ってしまったのである。白いタオルを鹿の尻と間違えて撃ったとされるが、これについて副会長(?)より実演があった。
赤いヘルメットが無かったので、オレンジの帽子。オレンジの防寒服が無かったので、赤い防寒服を着て皆に向かって叫んだ。「これのどこが鹿に見えるんだ。ヘルメットの下に防寒の為白いタオルを挟んでいたというが、どれほど見えているのか。」叫んだ時目が赤くなっていたように見えた。情けなかったのであろう。私も見た「鹿に見える分けがない」・・・続いて銃の取り扱いを説明し、無理に獲物をとろうとしないよう説明している副会長の声は絶叫に近かった。なさけなかったのであろう。
加害者は狩猟歴4年目、撃ちたい盛りである。服装も猟友会指定のオレンジと黄色の帽子とベストを着用していなかった。射撃に当たっては、山奥であり、道路ともいえない道から撃つこともある。しかし自分が車を置いた方からくる獲物を撃つ事は、道路上に発砲することである。ここが狂っている。普通は獲物が道路から山林に入った段階で撃つ。道路上の獲物を撃てば、その後ろに人間がいるかも知れないではないか。まして国有林である。作業員は常にいる。
ハンターたるもの上から目線で「今日は勘弁してやるか」と獲物を逃がしてやる余裕はないのか。なさけない。
最後に、通夜に参加していると、隣に営林署の職員らしき二人連れが「赤いヘルメットとオレンジの作業服。それでも撃たれるんだ。これ以上どうすればよいのか。防弾チョッキでも支給してもらうしかないのか」と話していたのを聞き、情けなくなった。
今後は、国有林への出入りは無禁止となった。再び入れるのはほとぼりも冷めた10年後か。しかしその間事故があれば更に入林できないであろう。

猟場から移動する時、当然車に銃を積む場合は脱砲しなければ違反である。しかし獲物を見つけ次第撃ちたい輩は、弾を抜かずそのため同乗していた仲間を死なせる事件があった。それでも同じことを繰り返す。