• 何でもっと早くエンジン交換しなかったのだろう

カタリナ320に乗っていた時、3GMエンジンのオイルチェック面倒だった。前部から簡単に点検できる、3YMエンジン欲しいと思っていた。これが大失敗。エンジン換装しようかと考えたていたが、濡れた衣類を置くためのシャワー室と、港に着くとき疲れた体でメーンセールをたたむのがしんどくなり、マストにセール収納できるヨットと考えている内に、改造がおっくうになり買い替える事にしてしまった。買ったのがカタリナ350。
しかし外国製エンジンはメンテが大変と聞いていたので、ボルボでもないし。そのため、エンジンをあこがれの3YMに積み替えてしまった。何と35馬力⇒27馬力にダウン。のちのちこれがどれだけ大変な事になるか、知ったかぶりの、慌て者の私はお気楽に考えていた。
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交換写真
ユニバーサルB35馬力からヤンマー3YM27馬力に交換。8馬力ダウン。






まず始まったのは、エンジンのオーバーヒート。色々と原因さぐってもらったが直らず。もっともこれは熱交換器の能力不足と2年後判明。それまでオーバーヒート気にしながら、海上をのろのろと走り続けていた。目的地には0時オーバー等、日常茶飯事となり皆にどれほど迷惑をかけたか。ヤンマーから部品は無償で貰ったが、換装は自分持ち腹がたつ。・・・・他にもバイメタル等の交換や、インペラの交換まで行って原因さぐっていた。全て無駄。
3YM熱交換機 001左が交換用にヤンマーから送られてきたもの。
放熱パイプの本数が全くちがう。どうなっているの。・・・その後は順調。
私の船は幅が極端に広い。35Fなのに一番広い所で3.96m。自称だるま船て自虐してました。スピードも出ないし。更にドジャーの広さも半端ない。エンジンの非力さと相まって、向かい風で2ノットとか。ついには最後の手段。雨が降っているのにドジャーの中央を開けて走る羽目に。何のためのドジャーか。・・・・・変なヨットと思われたでしょうね。・・・・とにかく、エンジンには苦労しました。

ネットを始めてから、エンジン交換の記事を見ていましたが、ほとんどが、2GM⇒3GMもしくは3YM。ボルボ⇒3YM。勝手にヤンマーではヨット用のエンジンは3YMが一番大きいと思い込んでいた。それ以上は特別大きなヨットが積むものだと思い込んでいました。・・・・・思い込みが激しい男なんです。

心残りだった大東島
2017年。ヨットオリオンが小笠原~沖縄航海で大東島に寄港したブログを見て、港が完成している事を知り、がぜん行きたくなりました。(昔カタリナ320で小笠原⇒沖縄航海の時、港はなかったので寄らなかった:当時は岸壁だけ)もう先は長くないのに大東島へ行かなかったことだけが心残りでした。
我慢できずに、2018年さっそく奄美大島から大東島へ出発しようとし古仁屋へ行きました。しかし、風向きがいまいち不安定なので、諦めました。(エンジンが頼りないのと、奄美から大東島へ行った人知らないと地元ヨットマンに聞き、気象的に訳ありかと考えたので・・・・・距離は、沖縄からと大差なしの、183海里)
それにエンジン非力で、夕方着く予定でしたからね。遅れたら知らない海で一晩海上を漂うのかと思ったら、行く気力無くなりました。
しかし、私は一旦考えたらしつこい性格です。元々このヨット、もっと大きなエンジンが付いていたんだ。クルージング旅行終わり、家に帰ってからエンジン調べました。長崎へ何度か足を運び、エンジン室の正確な寸法測ったりした結果、ヤンマーの3JHか4JHを積める事が分かり、どちらにするか迷いました。業者に4JHは馬力が全く無駄になり意味ないですよと言われ40万円安くなる、3JHに決めました。階段が15センチほど前へ出る事も問題でした。その分階段が前へでっぱり、脇を通りにくくなりますからね。3JHならば9センチで済みます。
他に重量が50キロ多い事も問題でした。喫水線下がりすぎていますからね。(でもやっぱり4JHにすればボートみたいに走ったかな。ターボにしたりして)更に燃料タンクの大きさの問題もありますからね。
3jh図面 001
エンジンの種類と位置決め苦労してようやく設置できると自信が持てました。
載せ替えて見ると、図面通りでした。



3JHよりも、4JHの方が前へ出る分メンテナンスがしやすいくて(3JHでは、オイル口が仕切り壁の下に来る)良かったのですが、いろいろ考えて3JHにしました。その分納め方には苦労しました。正確な空間計って来て、JWキャドで何度もシュミレーションしました。上の図面は、JWキャドで書いた空間に、カタログの縮尺を合わせた図面貼り付けて3JHと4JH何度も何度もやりました。エンジンの重さ200Kgと254Kg、この重さの違いも決め手になりました。既に船の喫水線、10cmほど書き換えていますからね。・・・・・実際にエンジン付けると、設計通りピッタリ納まりました。エンジンのベルトカバーが5ミリほど、壁にぶつかる予測迄ピッタリでした。・・・これ間違いであれば良かったです。
他の問題点は、私のヨットは、左舷側から点検しやすく出来ていますが、オイル点検棒とフィルターが右舷側にある事です。何か改良が必要かと思いましたが、狭いわりに意外とやりやすくて良かったです。点検口はエンジンカバーの上の小さな蓋(全体を外さなくとも良い)を上げるだけで、点検できますから。3YMエンジン積んだのもオイルの点検しやすいからでした。・・・・・オイルって大事ですからね。


交換して良かった他の事:オルタネーターが125Aになりました。これ知った時凄く嬉しかったです。以前から大きくしようと考えていたのに、すっかり忘れていました。でも実際に見る迄、もしかして私のエンジンでは違うのかなと思ったりして、ヤキモキしていました。AC1500W使えます。早速1500のインバーター買いました。(1800は厚さが厚すぎるのでやめました)これで、アイロン使えます=衣類が少なくて済む。積んでいる家庭用エアコンも動かせるか、テストしてみたいと思います。・・・・・OKでした。

3JH5CEに交換を決意する
馬力は、元々はユニバーサル35馬力⇒33JH5Ephotogallery01[1]YM27馬力に仕様変更⇒今回















今回3JH5CE39馬力となりました。標準仕様に比べれば4馬力UPですが。3YMからは、12馬力アップです。
ネットを見ているとセールドライブを押す意見が多かったのと、スクリュー大きくなるので、スターンチューブ太く改造する必要がありました。面倒になりセールドライブにしました。更にホンダワラの絡みつき対策として、ボルボのホールディングプロペラにしました。(ここは、セーリング主体の人と発想が違います)ホンダワラには苦労していますからね。
セールドライブって、今までは、なんか船らしくなくてカッコ悪いと考えていたんですが、素直に宗旨替えする事にしました(俺って素直だな・・・・)。
決断したのが2月初め、完成は4月の22日指定。エンジン製作輸入からのスタートなので、かなりきつい工程です。

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3YMエンジン降ろしました。オイル交換しっかりやっているので、調子に全く問題はありません。しかも回転は2,200回転に押さえていました。今回、福岡に回送依頼しましたが、回送業者から「エンジンの馬力問題ないんじゃないですか、回転が低すぎただけじゃないですか」とも言われましたが既にエンジン注文しちゃいました。高速回転でのピストンリングすり減りばかり気にしていましたからね。新しいエンジンは2,500回転で運用する事にしました。
今までのエンジン、今度はどんなヨットに載るのか。まだまだ元気なので、名残惜しいが仕方がない。(後日、回転数と馬力の関係調べたら、
2,500回転で運用すると、3JH5E、21馬力しか出ません。これでは最高馬力27馬力の3YMエンジンと大差ない。ただ海藻絡んでも強引にエンジン回す事できますが。今、2,600回転、24馬力の運用考えています。3YMエンジン、秋には嫁ぎ先決まったそうです)


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SDの台座
これって便座に似ていませんか。匂いが上がって機走です。

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SD取付
便座風の穴が塞がってほっとしました。・・・・SDを便座の蓋にする?当然ピッタリ。

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3JH5CE
いやー、カッコいいですね。何となく力強いですね。
それに後から気づきました。オルタネーター125A。見るまで、こんな大きいの付いているのが信じられませんでした。嬉しかった。さすが3JHエンジン。
今までは60A。今回は60A2台分。とにかくうれしい。
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エンジン室カバー

改造し何とか取付ましたが、ベルトカバーをすると、横の隙間ゼロ。蓋に加工しようと思いましたが、業者の奨めもあり、カバー無しにして納めました。結果的に上からエンジン点検しやすくなり不要でした。
ウオーターポンプはエンジン直結になり。駆動ベルト、3YMは2本でしたが今度は幅広1本、予備ベルト1本で済む事になりました。交換楽そう。




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9センチ出っ張ってしまいました。これも一番下の階段幅削り加工して、脇を通りやすくしてクリアー。
これって元々、35馬力のエンジン載っていたので、多少長さがあったので、何とかなりました。


エンジン伸ばし




前に伸びた分は、ステンでこんな床板作りました。前後に多少動かせるので、蓋を乗せて位置決め。



エンジンカバー
今までの蓋は上にして、前空間に1枚マホガニーの板。
蓋の切り欠きは当然階段のパイプ避け。










蓋をエンジンを覗く上げて、前蓋外すとエンジン室の中結構覗けるので、簡単にオイルチェック出来るようになりましエンジン梯子伸ばした。大成功。



エンジン室が高くなったので、パイプ5cm嵩上げ。そのため、一番下の段差が高くなっちまいました。




しかし
段板が僅かに上向きに。滑りに対してかなり安定しました。



階 段

結果としてこんな形に収まりました。一番下の段は前へ出たので体交わしにくくなり、幅カットしました。





エンジンと梯子





















外はこんな感じです。

スターンチュウブ部分のFRP削った跡見えます。残すとペラが近すぎます
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ボルボフォールディングプロペラ
馬力UPの割には、少ししか大きくなりませんでした。

試験走行すると、なんと前後進のレバーが逆取付(SDの場合、ペラの回転反対になるので)。馬力アップ効果もあり、後進に入れたレバーを見ながら、快調に前進するヨット、変な気分です。(もちろん直しましたよ)
今回から、エンジンキー無くなりました。今までエンジンキーから雨水侵入し、故障するのではないかと心配していたので、大歓迎です。
排気ホース
一番苦心したのがこの部分です。設計段階では、排気ホースの治まり具合検討できなかったので。但しホース太くて曲げにくそうなので、問題は起きると思いました。
排気ホース
排気管⇒太いホース⇒今までのサイズのホースへ接続の流れ。








この太いホース曲がると思いますか。

この右の壁の向こうはベッドです。この太いホースベッドの下まで伸びていました。業者はそこで元々の細いホースへ接続ししました。
ホース曲がらないので、ベッド戻すとベッドの角、斜めカットしなければならない。どのようにベッド納めるか相談していました。
「ところでホース細くなっているんだけど、この太さでで大丈夫」「問題有りません」・・・・もともと、標準では3JHエンジンとほぼ同じエンジン付くはずでしたからね。
「細いホースもっとあるの」「余っています」そこで、思いました。「太いホース短くしたら」。やってみたら大成功。曲がりやすくなっただけではなく、直径細くなったのでぶつかる部分減りました。
結局壁の下とベッドの敷板のかど、少し削るだけですみました。でもベットには接触しそうになるので、アルミテープ貼って滑りよくしておきました。細いホースの上、削った所見えますね。わずかに白く見える板が、ベットの敷板です。
しかし、エンジン掛けて船外から見ると、船腹からドバドバと勢いよく排水吹き出します。エンジン大きくなったせいですね。
ジェットエンジン?。船横に走りそう。・・・・・今度この排気とバウスラスターで岸壁に寄せる事出来るか試してみよう。

海水フイルターこれ最高
エンジンろ過機
今まで、重たいベッドの下にありました(当然大きい)。荷物整理しないとマット上がらないので最悪でした。



今度はエンジン室の中でしかも一番上。フイルターの詰まり簡単に確認でき、更にフィルターの底が海水面と同じ。
即ち、バルブ締めなくとも簡単に掃除出来、全体が透明なので海水の流れも確認できる優れもの。

エンジンエア抜
階段下にあった物を、船尾寝室側エンジンの上に。階段下スッキリ。冷却液は常に目視できる位置にしました。












DC~ACインバータつけました。/今までは600W・・・・・ちいせえ

12V125Aもあるので、1500Wつけました。1800でも良かったのですが、厚すぎてやめました。場所は昔「小笠原~沖縄」航海した時付けた気象FAXを取外してつけました。懐かしんでばかりいたら、物であふれますから。それにしても、メーカー指定の配線300A太さ異常です。その配線に200Aヒューズつけました。(待機電力食いますので、いつもは、今まであった600Wそのまま使っています)
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これを付けた事で、アイロンが使えるようになり、シャツやズボン・作業服(航海中はいつも作業服、写真見た女の子からは漁師さんみたいって言われました)にアイロンが掛けられるようになり、枚数を減らすことができます。
しかしこのインバーター、付けた直後は、下の警告灯が点灯。調子悪いので買ったモノタローにクレーム入れる。でも交換の時間無いので、クルージングから帰ってから交換する事に。せっかく付けたのに残念。
しかしクルージング3日目。付けっぱなしにしておいたインバーターの警告灯がネオンサインの様にピカピカと異常発光。メインスイッチ切っておきました。その日の夕方念のため切っておいたスイッチ入れると、警告ボタン正常に・・・・・・何とその後全く問題なく使え。そのため交換も面倒なのでそのまま使い現在に至っています。・・・・・ラッキーと言うべきか。

クルージング終わってから電流計かませてエアコンと接続。確かめましたが、エンジン掛けながらクーラーが使える事になりました。測定してみると、エアコンのモーターはインバーターなので、起電力少なく、通常は600WでOKです。暖房掛けて最高でも1000W、・・・・素晴らしい。

が4~5日遅れ。改造したエンジン室カバーの塗装もせず出航しました。

2019年3月29日6時10分、4日遅れで福岡を出航、21時40分長崎に到着。
3月29日6時10分福岡の小戸を出航、平戸瀬戸を連れ潮で通過。21時40分出島着岸。97海里を15時間半。2,500回転。6.26ノット/時となりました。今まで風が無ければ5ノット/時も難しかったので、大幅な改善です。旅行から帰り、水や予備燃料の積載が無い状態では、2,500回転。6.5ノットでました。私にとって6.5ノットはかなり快適な走りです。2,700回転では7ノット出ました。・・・・・専門業者の計算では7.2ノット。3,000回転させれば出そうですね。

4月2日6:10 長崎~阿久根海の駅
サンセットマリーナの開店を待って燃料を補給、そのまま阿久根海の駅に向かう。初めての入港。着いて見るとでっかいクルーザーが横付けしている。管理者を兼ねている、近くのガソリンスタンドへ行き料金3,000円を支払う。でっかいクルーザーは昨年預けて行ったロシア船との事。もうすぐ取りに来るらしい。それにしても、フエンダーはペッちゃんこ。船傷つかないといいけど。

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この日は近所で焼き肉を食す。













4月3日6:10 阿久根出航 4月5日2:20 古仁屋到着 
2,500回転250海里/44時=5.7ノット(離岸~着岸のまでの時間で計測。古仁屋では暗闇の中、港を探すのにかなり時間をくいました)
阿久根を出航、ナイターで一気に宝島入港の予定でしたが、宝島への到着時間が早すぎ、天気も良いので急遽パス。真夜中の到着予定で古仁屋を目指しました。
何度も入っているので、初めての夜間入港多少自信がありましたが、いざ着いて見ると真っ暗で、目標のコーラル橋が見えません。なんせ橋の照明が消えているんですから。月明りもありません。焦りました。何度か右へ左へ。しかし暗闇の中で、突然現れる岸壁や作業船へ衝突しそうになり、諦めてアンカーリングを考え始めたところ。突然暗闇の中、目前にコーラル橋の輪郭が。以外に近い所に来ていたんです。一旦見えると後は見失いませんでした。
しかし着岸準備中突然、最後に残っていた、公園の照明がぱっと消える。完全な闇の中(ここは夜間電気が消えます。24時以降の夜間入港はお奨めできません)。橋の左右の岸壁が全く見えず、闇の中突然目の前に浮かび上がります。あれこれしている内に船が流されなくなりました。‥・・・当然
音もなく乗り上げです。見ると目の前にコーラル橋。中央橋脚の真正面に槍付け座礁。・・・・・バックに入れると、ズズズと離岸。SDはバックが強いのは本当らしい。
ライトを頼りに左折します。この角高すぎます。低ければ向こうが見えるのに。左折した向こうに何があるか曲がって見る迄分かりません。コーラル橋付近が浅いので、中を覗きにくいんです。頭にライトを乗せて、船が居ない事を祈り一八勝負です。幸い手前に船は無くどうにか着岸する事ができました。 月明りの無い時に事故は起きる。だから月明りが無い時には入港しない。・・・・自分のタブー破って酷い目にあいました。
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座礁したコーラル橋。このそばは砂が溜まっているので要注意です。
橋の手前角にも砂が溜まっているので、運河の入口部分狭いです。
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ホンダワラが絡んでいないか、ダイバーに頼んでチェック。幸い舵に少しからんでいるだけでした。(船の幅が広すぎ、もう今の自分では潜って作業は無理)

座礁した船首も見てもらいましたが、砂地らしく何の問題も無し、ホッとしました。

オイル交換

エンジンが新しいのでオイルとフィルターの交換が必要。しかしスタンドではやってもらえず。自分で吸引機買ってきてやりました。お恥ずかしい話、ヨットのオイル交換は初めてでした。
(オイルの処理困りますからね)オイルの吸引機買ったのでこれからは自分で。でも我々の年代は、人の技術盗むの得意。いつも見ているので簡単に終わりました。廃油は廃油BOXへ。BOXは燃料買っているスタンドで処理してくれました。
フイルターの方は、回りにくかったんですが、無理やり変形しても構わず回転させて抜き取り、事前に用意してあったフイルター。ゴムの部分にオイル塗り付けてから取付。「回転しないなら、ドライバー差してでも回転させろ」ってどこかに書いてありましたね。


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燻 煙
離島に行く時は、燻煙する事にしています。奄美大島の害虫を大東島へ持ち込まないためです。







月7日6時15分、大東島へ向け出発
もう少しのんびりしたかったのですが、今なら気象条件が良いのですぐ出航。もしホンダワラに絡まれたら大変な事になるので細心の注意を払って航海しました。

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夕刻が迫ります。















奄美から大東島へ行くには、米空軍演習海域「ホテル・ホテル」を交わさないといけません。23時になればショートカットできますが。思ったほど走る事が出来なければ問題があるので、早めに出ました。そのためショートカットはできず、演習終了の23時
「ホテル・ホテル」の端を回る事にしました。
島を離れるとホンダワラもあまりなく、快調に進みました。夕刻が迫りもう見張りは止めようとふと前方を見ると、目の前に長さ6尺ほどのでっかい角材が漂流中。危うく交わしましたが、これがプレッシャーになり、かなりストレスがかかるナイターとなりました。・・・・海の中にはゴミ置き場ありますからね。
「ホテル・ホテル」の端を23時ころ交わしましたが、これを交わすには一旦大東島を右横に見る感じでほぼ南下して、演習区域の端まで進みます。従って、大東島への距離はなかなか縮った感じがしません。奄美~大東島183海里、沖縄与那原マリーナからは188海里、距離的には少し近いですが、この感覚が、奄美~大東島への航海を妨げるものなのかも知れません。(沖縄からは直線)それに船には一切出会いません。助けを呼べません。かなり孤独な航海になります。・・・・・・じっと我慢を続け「ホテル・ホテル」を交わして、大東島へ船首を向けた時には「ヤッター」と思いました。角材のプレッシャーかなり有りましたからね。その後はどんどん、大東島へ近づきます。
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GPS写真
ホテルホテルの角回ります。23時回ったらショートカットしようとしましたが、時間早すぎ方向転換。



大東島漁港

もし来れなかったら困ると思い、北大東島へ入港、港の中をぐるっと回り写真を撮影してから、南大東島へ向かいました。(結局北大東島観光は止めました)
北大東島写真・・・・・南大東島の港の半分くらいの規模でした。


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港口入って、右に曲がります。










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更に右へ回ると船溜まり









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係留するならこのあたりかな。









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波さえなければ、出入りは簡単そう。







2019年4月8日11時10分 南大東島到着。 
183マイル 29時間、6.3ノット/時
やはりエンジン載せ替え効果大きい。前年の予定は、風向き良好で36時間、夕方着く予定でした。
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南大東島
右舷のコンクリートの出っ張りが目印。



















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北大東島とは逆。左折して船溜まりへ。
奥は地元漁民用。手前は外来艇用。もう一度左折します。
北大東島とは逆ですね。











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こんな感じに止めました。岸壁には大きな隙間があるので、アンカー打つ予定でしたが、面倒なので止めました。
そのため、船首のアンカーが時々ゴツンゴツンとぶつかります。長さの割に幅が広すぎる、私のヨット特有の現象かな。
後ろの段々はまるで要塞のよう。大砲が中に隠れているようです。

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サンゴ礁をくり抜いた素晴らしい港です。工事にかかった時どんな気持ちがしたか。完成できるとは思わなかったのでは? 日本の土木技術は素晴らしい。
深い掘削。そのおかげで、風を感じないで済みました。

IMG_1010ヨットオリオンが入港した時あったはずの岸壁、発破をかけて壊していました。根元しか残っていません。














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宿は、ヨットオリオンにも出て来たヨットマン定番の「ホテルよしざき」3階は眺めの良い食堂となっています。
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昼はいつも「大東そば」食べてました。食事は地元の食べ物優先。


大東島では、毎日毎日レンタカーでサトウキビ畑を見て過ごしました。島の周りはサンゴ礁で出来た小高い丘だけで、高い山が無いのでまるで北海道の十勝平野の様に広々として見えます。
その他に、大東島の幼稚園児に北海道のお菓子持って行ってプレゼントしました。先生や子供達の服装が、おしゃれなので、びっくりしましたが、当日は入園式。納得です。

大東島バリバリ岩
地殻の裂目
バリバリ岩

こんな狭い幅で裂け目が続いています。非常に興味深い。














4月12日7:00 大東島出航

もう少しぶらぶらしていたかったんですが、この日を逃すとしばらく天候悪くなるのであきらめて出港。宜野湾マリーナではやはり係留を断られたので、与那原マリーナへ。

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出航写真















ヨットオリオンが入港した時は有ったはずの、左側岸壁。発破で完全に無くなりました。これなら波の影響を受けずに出航できます。
港から出たとたんいきなり深海。船から海に飛び込んだ感覚で、港からヨット飛び出しました。


4月13日11:15 与那原マリーナ着 188海里/28時=6.7ノット 2,500回転
今までホンダワラはほとんど出会いませんでしたが、大東島~沖縄は、怪草避け避け沖縄へ。
奇麗なマリーナで近くには新しくできた大きな商業施設もあります。賑やかでかなり便利。ハーバーのごみの分別はかなりうるさいです。何度も念をおされました。バス停までは少し遠いですが、時間さえ覚えていれば、那覇の国際通りへ行くのは簡単です。毎日市場へ行って、ブタテビチでオリオンビールが日課でした。

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マリーナ写真
新しいので奇麗なマリーナです。









ヨットは大型艇、特にカタマランが多い。写真の後ろに見えますね。
「かたまらん」とか言うわりにしっかりと「固まって」いました。

新聞に市場壊して建て直すと記事が載っていました。心配していましたが、6月に壊すそうです。今は4月。滑り込みセーフ。安心しましたが寂しくもあります。

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市場食堂














ついに待望の「テビチ」で「オリオンビール」・・・とろとろに煮込んだ豚足。ビールをぐいと飲みながら、豚足を楽しみ、時々野菜で口直し。これがやりたくて沖縄に来ているんです。2日通って1日休み。・・・・・なぜかって?毎日通って馬鹿かと思われたらいやなので。

4月18日 6:10 与那原出航。17:15 与論島到着 72海里/11時=6.5ノット
帰りたくありませんが、改装で日程が遅れているので、与論島へ向かいます。

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与論島の外来艇用桟橋。隣にはいつもプリシアリゾートの観光船。たしかビジター以外は停泊できなかったはずですが。


事務員さんに、与論島へ寄って、キビ酢買ってこいと言われたので買いに寄る。
僕が自由にしていられるのも、会社作った30年前から、実質的に運営してくれている、この事務員さんのおかげ。・・・・・私にとっては事務員さんと言うより「女執事」みたいな人です。建築の事も良く知っている優秀な人なんです。・・・・ちなみに年下イケメンの旦那持ち、70歳になりました。

4月20日 5:45 与論島出航 19:30古仁屋到着 87海里/14時=6.2ノット
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本当は徳之島に丸一日いて、島内観光するつものでしたが、天候が崩れそうで、予定遅れても困るので中止して古仁屋へ向かいました。

古仁屋に着くのは19時過ぎですが、来るときにも夜間入港したので・・・・・・・日没前の滑り込みセーフを狙って・・・・・・。

日暮れとの戦いです。暗くなりかけた時、滑り込みセーフ、ヨット一艘かと思ってコーナーを回ると先着艇2艘。しかも対向舫2本張っている。暗くなってきたので、舫の様子が分からない。両艇とも対向取っているか?

左の柵のある高い岸壁までバックして、梯子取り付けて横づけ。登って行ってみると、奥の方の船だけが対向舫。
2艘の間に割って入る事にしました。ゆっくりと斜め右から岸壁に吹き付ける風。最高じゃないですか。少し離して停船。ゆっくりと吹き付けられようとしたが、さっぱり寄らない。逆に離れる。ウインデックスを見ると風向きが離岸に変わっている。
何度かやり直すが薄暗いので船の感覚がつかめず、無理やり着岸。船が「ズズズ」と前進、舫を持って飛び降り、必死に引くがなかなか止まらない。後2mほどでピカピカのヨットに衝突する処でした。
以前は銚子~小笠原~沖縄のトライアングル航海でしたが、今回は奄美大島~大東島~沖縄のミニトライアングルが完成しました。皆さんもチャレンジしてみて下さい。そういえば全て機帆走でした。せっかくフォールディングプロペラ付けたのに。エンジン調子よすぎて、帆走試すの忘れてました。

4月26日 古仁屋を無理やり出航
天候が悪く、古仁屋に五日間も缶詰め。しかし、帰る予定が迫る。今日は多少風向きが良さそうなので、何とか宝島まで行こうと出港しました。しかし瀬戸内から出て見ると、向かい波が酷くとても行く気が起きません。仕方なく恥を忍んで戻りました。(古仁屋は最長5日間しか係留許可下りません。一旦出港したので、改めて来たんだと主張し、更に延長できました)

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小学生の群れ

戻ってくると、コーラル橋の方から小学生。もしかして、岸壁で写生を始めるのでは。








着岸準備してコーナーを回ると、なんと生徒が階段にずらっと腰掛、先生の注意聞いている(写真は写生を始めたので、分散し半分以下に減っている)
「えー」これで着岸やり直したらカッコ悪い。なにしろ着岸下手。更に風も逆なので、入口から角度を付けずに着岸。しかし角度が無いので、なんと児童をずらっと並べて注意しているそのど真ん中へ、ズズズと着岸。この位置では後からくる船の迷惑になります。いまさらやり直しもまずいので、飛び降り、恥を忍びながら、この位置まで引っ張ってきました。・・・・・「あー恥ずかしかった」

4月28日 5:45 出航 宝島16:30着 69海里/11時=6.3ノット


天候はそれほど良くありませが、再び刻もうと宝島めがけて出航しました。ところが宝島へ着くころには、天候は又悪くなり宝島に再び雪隠詰め。ところが翌日、古仁屋にいた新西のヨット。いつのまにかやって来ました。僕が出た後名瀬港へ向かい。翌日名瀬港から宝島へ。風向き良く簡単に着いたようです。僕の苦労は空回り。こんな事なら、大熊漁港へ行き、ヨットオリオンと合流すればよかった。
でも、今までは夕方出てナイター、朝方着いていましたが、エンジン換装したおかげで、早朝出航、夕方には着けるようになりました。
宝島で更に5日間天候待ち、この間時代は「平成⇒令和」へ。しかしこの島ではケーブルテレビらしく、船のテレビが見れません。世の中の動きは全く分かりません。「俺たちの中では、まだ平成だね」とヨット仲間と会話。ところで宝島の売店の向かいにGS出来ました。新西のヨットあまりに長くいたため発電で燃料使いすぎ、ここのGSで軽油買い求めました。ただし山の上にあるので運搬大変。僕のボロキャリー貸してあげました。(僕のヨットはソーラーあるので、日中は充電OK)
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古仁屋・宝島、ずっと一緒に閉じ込められていた新西のヨット。









5月3日 6:00 宝島を出航中之島へ

ようやく宝島を出航、連れのヨットと一緒に中之島へ向かいました。やはり風向きがよくありません。当然波も。こちらは馬力あるので直進。かのヨットは風に合わせて、大きく右進みます。こちらはエンジンの力で、まっすぐ中之島へ向かいます。こちらが先行しているので、もしや悪石島に入港するかもと思い、港の様子を確認するため悪石島へ入港。40f位のヨットがいました。しかし私が奥の岸壁へ係留し横抱きすれば問題なさそう。
一旦港を出ると、かのヨットが見当たりません。遥か彼方を米粒の様に航行中。これはいかんと、私も中之島へ向け出発。18時、中之島へ着岸。しかし入港前に確認すると、かのヨットは遥か彼方にかすかに見えるだけ。風向きが悪いので夜中の着岸になると思いながら入港。苦労して舫のバランスをとり、時間が無いので大急ぎで温泉へ。温泉の管理している人と一緒に入浴。
温泉で大失敗、怪しい人と間違えられる。
慌てて行ったので、この薄暗い中にも関わらずサングラス着用。全く気づきませんでした。温泉の階段を下る時、小学高学年の女の子とすれ違い。思わず右側通行ですれ違う。右の男湯に入ろうとすると、左から出て来た父親(この時右は女湯と気付いたはずですが、疲れて頭が回りません)。そこ女湯ですよ。俺「え?いつから変わったんですか」父親「昔から女湯ですよ」すっかり疑われ、恥をかいてしまいました。
後から何故勘違いしたか考えてみると、私が右に交わしたため、女の子が左の入口塞ぐ形になり、そのため左が女湯と思い込んだようです。
風呂から帰って、晩飯の用意をしようとすると、20時頃、突然周りが騒がしくなりました。出て見るとかのヨットが着いているではありませんか。意外と早い到着でビックリしました。さすがベテランの集まり。当然船は見るからに塩だらけ、ご苦労さまです。

中之島にて
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5月4日、連れのヨットは既に出航後を追います。













5月4日6:50中之島出航、一気に帰路に就く
予定通り、中之島から一気に長崎へ向かいました。かのヨットは一足早く出航。こちらも出港して見ると向こうに小さく見えましたが、1時間余りで追いつきました。しかし口之島でお別れでした。長いお付き合いでした。
こちらはナイターをやって、そのまま長崎入港です。毎年不思議に思うのは、熊本あたりから全く風がなくなり海がべたなぎになる事です。今までは黒島あたりからナイターでしたが、今年は馬力アップしたおかげで、野間崎あたりからナイター。全く違います。更にべたなぎになるため、今までは3~4ノットで航行、二晩ナイターやってました。
古仁屋でさんざん、ホンダワラで苦労した話をききました。実際中之島を出航して見ると、来た時とはおお違い。実にホンダワラの多い事。ホンダワラが近づき、回避が間に合わないとペラを止め、交わします。そのうちホールディングプロペラだからと、ベラを止めてそのまま突破。これが後で大変な事になりました。舵の後ろにホンダワラが見えるんです。当然スピードは落ちます。サンセットマリーナに到着。すぐ上架して見ると、舵には大量のホンダワラ、カメラを用意していましたが、その多さにビックリして撮影忘れてしまいました。舵が見えなくなるだけ着いていたんですから。「おー」と声が出ました。

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ペラに絡んだホンダワラ

舵に絡んでいた物凄い量のホンダワラは、ずぽっと落下してしまいました。





それでも機走で走り続けました。パワーって大事ですね。
ペラもこれ位海藻が付くと6ノットは無理でした。

これが僕のクルージングスタイル。
落水=助からん・・・・シングルハンドの哲学です。この哲学に基づいて、キャビンから片足でも出たら、ハーネス付けています。

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外すのは港の中に入った時だけ、その代わり港の中では必ずライフジャケット着けています。
耳には難聴対策で、プロテクター。



2019年9月22日 ヨット整備に行ってきた
エンジン換装遅れたので、改造した蓋塗装もせずに出航。その塗装に行ってきました。ついでに船外のテーブル・差し板・階段塗装・・・・・家族いると邪魔になるのでちょう良かったです。
桟橋にどんと降ろし塗装。エンジン裸のままサンセットマリーナへ回航して上架。エンジンテストをするので、やっていなかったセールドライブ初めてのオイル交換しました。

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帰りにスピードテスト。通常の2,500回転で6.3~6.5ノット。一番トルクの良い2,700回転では6.9~7ノットを行ったり来たり。・・・・・5ヶ月も経っているので、ペラが汚れていましたが、まあまあ満足のゆく結果でした。3YMと比べると3JHはエンジン積んでいる感じがします。3YMは補機という感じでしたから。なんかうれしくなってその日は桟橋にエンジンカバー放置したまま。一晩エンジンを眺めながら過ごしました。ウオーターポンプ、今度は右側になりました。インペラのベルトがなくなり、1本になったのでメンテしやすそうです。

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右下にインペラの蓋見えますね。3Eの場合、インペラの蓋は無効向きだそうです。何故なんでしょうね。




2020年2月13日 久しぶりにM社へ。


船体の補強工事、納得いかないので3月末上架して修正する打合せ。今度は立ち会って納得行くように直すつもり。それが終わったら見た目が悪いので、チークの化粧板で覆うつもり。・・・・・・オカザキヨットの不良工事の後始末、未だ続いているんです。

前回降ろした3YMエンジン、秋には30フィートのヨットに付いていたボルボと交換したそうです。30フィート艇ですと良く走るでしょう。誰かがエンジングレードアップしなければ、業界が回転しない。・・・・・一応貢献したかな。でもボルボは回転するかな?

「オカザキヨット裁判」も読んで下さい。裁判所の判決がいかにひどいものか皆様に考えて欲しいと思います。手抜きに関し「未工事で有るとすれば、これは瑕疵ではない」との理由で却下された。工事代金は返してもらえなかった。これってなんなの。・・・・・・だから悪徳業者は減らないんだ。
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