舷用杉板にキャスターつけたらどうなるか設計して見た

ヨットオリオンさん港でよくアンカー打ってます。で時々引っ掛けて、5m位潜っている。中には9mなんてのも。私耳抜が出来ず、3mが限度。耳抜しているとエア切れ起こしちゃいます。その為アンカーは用意してありますが打ちません。
アンカー打たないと、風と波に押されてフェンダー岸壁に押し付けられ、持ち上げられて、ねじれてパンクしそうに。ライフライン切れそうになりませんか。フェンダーの上に防舷用杉板下げる。今度は杉板がこすれて割れそうになる。もっとも私自身杉板は今まで使ったことなく、ノウハウ有りませんが、何となく。
そこで、これにキャスター付けたら、岸壁の壁、上下にスムースにコロコロ移動すると思いませんか。
私、以前からこれ考えていたんです。しかし海水による錆びの問題で躊躇していました。オールステンレス製キャスターってありませんね。でも解決策考えたので作ることにしました。‥‥‥解決策って使わない時キャスター外すだけなんですが。外したら奇麗に洗って、油漬けておく。


キャスターの選定大切です。ネットでいろいろ調べて、これにしました。

キャスター540S 001

これを選んだのは、比較的塩害に強そう、次に低床重量型のためです。要するに高さが低く、荷重に強いという事です。ローラー幅40ミリ、1個当たり300㎏の重さに耐えられます。4個で1.2屯。とりあえず間に合うでしょう。やってダメなら数増やします。車輪もある程度大きくないと動きスムーズにならない。キャスターは、前後上下に動く必要あるので、自在キャスターにしました。

いつものJWキャド。とりあえず設計してみました。

キャスター防護板 001
板が割れたら困るので、両端に補強の桟設計しました。耐水性の接着剤とネジで留めます。これは他にも使い道があり、船体から降ろしたステップに引っ掛けるつもりです。平戸の桟橋大きなフェンダー付いていて、ヨット離れるので、お酒入るとちょっと危険かも。杉板、僕の体重に耐えられる事は確認済み(裸体重量85キロ)。‥・他に簡単に掴めるようにスリット付けるつもりです。・・・・・スリット、両手で掴むように設計しましたが、中央スリットで片手の方が便利かも、実際に現場で確認して決めます。

岸壁に当たったらどうなるか。JWキャドで書いてみました。
キャスター 001
始めの様に考えていたんですが、図面書いていたら、どうもになるのではありませんか。見かけはでも、キャスターにかかる力はでは。
そこで、の様に、ローラーの直径65ミリを上に、75ミリを下に付けて見る設計にしました。もし具合悪ければ前を75ミリ、後ろを65ミリにしてもいいですからね。・・・・・キャスターの高さの差は10ミリしかありません。気休めかな
岸壁には、縦にでっかい防舷ゴム付いていることありますね。フェンダーの大きさでは足りず船体擦ってしまう事ありますが、このキャスター付けたら、防舷ゴム挟まれて杉板、一定以上に前後しなくなると思うんですが、どうでしょうか。


板に取り付けるネジは、六角フランジタッピングネジを選びました。径8ミリ必要ななので、ステンレス製で要件を満たすのはこのネジでした。
使える長さ20ミリ迄ですが、一度止めると後は先端部分がいらないので、25ミリ使い、出た部分はグラインダーで削る事にしました。これで有効長ふえしっかり付きます。でも後日、鉄製の物見たら8ミリって凄く太い。長さ20ミリに変えました。

キャスターネジ 001
モノタロウに注文していた、ハンマーキャスターと六角フランジタッピング届きました。
さっそく、仮アナに必要な木工ドリルの大きさ確認しました。
ハンマーキャスター・タッピング試験
左4ミリ、右6ミリの穴開けて締付けました。木が柔らかいので4ミリでも問題なし。と思って外してみたら、6ミリは当然問題有りません。しかし4ミリは、わずかにひび割れが見えます。5ミリ当たりが妥当でしょう。

続いて、防錆のチェック。
見ると、カタログでは分からなかった、クロームメッキの部分有ります。少しでも錆び減らす為、亜鉛塗る事にしました。亜鉛含有率83%の高級品。色を出す為、アルミ紛入り。・・・・と思っていたら、アルミは「環境遮断効果」有るためだそうです。(何のことかいな)
ハンマーキャスター亜鉛どぶ漬け

右がクロームメッキのまま。左が、亜鉛塗った物。しっかり密着したか明日確認し、もう一度塗り重ねます。
それにしても思ったより大きくて頑丈。岸壁でコロコロと良く滑り、船の揺れ逆に大きくなりそう。

耐水接着剤
ハンマーキャスター耐水性接着剤
この接着剤耐水性能あるので、杉板割れ防止桟の取付に、これ使ってみます。軽油箱作る時使った残り。
一応宣伝文句は最高。これほど自信もって書いてあるの少ないです。
「プロから最高の評価」つい信用したくなります。

























ハンマーキャスター防錆


月22日

キャスターにジンク塗りました。






始めは、クロームメッキでピカピカしている所だけと思っていましたが、いつの間にか真っ白に。
防錆塗装の黒あったので、塗装完成を記念して、目玉いれました。

ネットで部品注文して全部揃いました。杉板は既に用意しました。完成したら新しい写真掲載します。

2020年7月19日 コロナ移動解除、ヨットにやってきました。

さっそく、キャスター付けてみました。
防舷材ローラー
杉板の幅狭いのでキャスターばかり目立ちますね
























防舷材全体
4ヶ所付けるとこんな感じ






防舷材取付
さっそくヨットに取り付けて見ました。しかし浮き桟橋ではテストのし様がありません。
写真を撮影したら、塩水がかからないうちに外して仕舞いました。
天候が悪くて(水害で漂流物も多いと聞き)五島列島へ行ってテストする予定止めました。



2020年9月26日 17日ヨット行ってきました。


色々な仕掛けの確認するために五島列島へ行く事に(4月慣例のクルージング行けなかったので)、15ケ月ぶりに
苦労してジブファーラーを取付、こういう時1人は大変です。
19日、長崎サンセットマリーナで給油、久しぶりの航海なので、一番近い奈良尾へ。久しぶりの旅なので前日全ての用意が出来ていず。朝から大忙し。疲れてしまったのでジブ上げる元気もなく、昼飯のしたくもしんどく、飯抜きで長尾まで一直線。フエリー桟橋ではなく、奥の桟橋へ漁師さんに手伝ってもらって着岸。・・・・・早速「どこへ飯食いに行ったらいいですか」「皆止めて飯食うとこない」・・・・崩れ落ちました。湾の向こうにスーパー見える。この500m歩く気の力ない。5年前に沖縄で買ったひき肉の缶詰1個とビール2缶のんで寝ちまいました。
朝飯の用意はあるので、レトルト米温めて、納豆と玉子、サラダとみそ汁で朝食。五島列島の首都福江へ。ところがレイマリンのGPS故障。詳細が出ない。フルノのGPSは島の間を抜けるには使い物にならない。せいぜい目的地への方向見るだけ。高いのに役立たず(今、買い替えを検討中)
旧日本系の海図引っ張り出して水深を確認しながら島の間を抜け福江へ。奥の防舷材が飛び出している岸壁へ着岸。北風に押し付けられその後が大変。
まず、杉板にローラーを付けて動作を確認。
防舷コロコロ
思ったよりバタつきが無く、スムースに上下に移動します。一番の心配事「ゴロゴロ」と音がしないか。ローラーのタイヤ、少し軟めのせいか、私の耳には全く聞こえません。・・・・一応大成功といっておきましょう。しかし、福江の様な、岸壁に衝突防止のゴムが付いているところでは、全く役に立たないでしょう。・・・・・防舷ゴムの間隔に合わせて作るか?・・・・・・研究の余地あり。
古仁屋のコーラル橋係留岸壁の様に、コンクリートだけの岸壁では活躍できると思います。それと、もう少し小さいローラーでも問題ないと思います。
更に、もしかして片側1個づつでも問題ないのでは・・・・・・今度試してみます。
防舷ゴムへどんどん押し付けられ、船が傾がるとスタンションが岸壁にぶつかるのでテストは止め。
防舷コロコロ
防舷2重 (2)

フエンダー3個の上に杉板、更にその上に俵とフエンダー。これはgood・・・・・杉板あって良かった。もっと早くから用意するんでした。


・・・・・気象情報を見るとどんどん悪い方へ変わる。テストなんかしていられない・・・・明日逃げ帰る事にしました。
翌21日、風で岸壁に押し付けられるので、苦労して離岸。暴風警報の出ている海上を、左舷斜めから吹き付ける風と波をかぶりながら。再び昼飯も食わずに出島へ向かって一直線。
疲れ果てました。いろいろ事件も有りましたが詳しくは、「ヨット白鷲の事件簿」に後で書いときます。‥・・・でもむりして帰って良かった。其の後ずうっと海上は荒れ気味。最低の4連休でした。


カザキヨット裁判」も読んで下さい。     俺は5年間頑張りました。
裁判所の判決がいかにひどいものか皆様に考えて欲しいと思います。手抜きに関し「未工事で有るとすれば、これは瑕疵ではない」との理由で却下された。工事代金は返してもらえなかった。このとんでも判決。偽証だと明らかなのに、それを注意しない裁判官。民事では偽証罪が成立したことがないでたらめさ。オカザキヨットは分っているから、偽証を繰り返し尋問時間を浪費させる作戦。・・・・・・だから悪徳業者は減らないんだ。

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