ヨット用のステップと梯子改造してみました。

今回、ヨットの梯子、固定ピストン作りましたので、もう一度発表します。
ヨット停泊してるとき、乗り込みやすい様に、桟橋に近づけていませんか。でも近づけていると、曳き波なんかで、ヨット桟橋にズドン。あるいは離れる時余裕ないので、ガッーンと舫ツッパリますよね。
そこで、足掛けステップ作って、ヨットが桟橋から離れていても乗り込めるようにしました。船を引き寄せて乗り込む必要もなくなった。そのおかげで、ヨット桟橋から離す事できたので、引き波でガツーンてならなくなりました。すごくいい。舫長持ちしますからね。幅広に作ったので、足をかける安定感も抜群です。女の人落水怖がりますからね。(誰でも嫌か)でもこのステップただのステップじゃないんです。

岸壁タラップ設計図 001
これ、13年前新艇の時設計しました。



















タラップと梯子です。(昇降ステップ)
このタラップには秘密があります。上に跳ね上げると梯子を差し込む事が出来るんです。
そのため梯子の根元しっかりと固定されているので、安心感抜群です。


水の通る隙間って書いてありますね。洗った時水が溜まらない様にしていしています。
船体の縁にピッタリ載せて下さい。隙間あると緩む原因になります。ステップ緩んだので、締め直し頼みました。間に挟んだゴムのパッキンでは、動きますからね。今回ステン板挟むつもりです。
それと、左側に寄っていますね。これゲートスタンションに梯子縛り付ける為です。今気づきましたが、ピストンなしで、縛り付けて自立させる方法もあります。固定する金物もいいですね。但し遊び無くなると、船が揺れた時梯子岸壁にぶつかり、曲がる恐れあります。スタンションもね。気を付けて。でもスタンションに縛るとスタンションに無理かかるので、今回ピストン作りました。
この梯子ずいぶん曲がっていますね。当然岸壁に近くなるし、重心岸壁側へ移動するので、登るほどに後ろに倒れにくくなり、安定感が増し安心して使えます。でもそれだけじゃないんです。この曲りは、船体の曲がりと同じにしてあるんです。
収納のためですね。
先端に、キャップ設計していますが、その後収納の為のアイを点けました。(梯子いちいちスタンションに縛るの面倒ですからね)

梯子落水防止
船体の曲がりに合わせてあるのでスタンションにシャックル付けて引っ掛けて簡単に収納。落水防止にも役立っています。













手前のステップ、航海中はこんな風に跳ね上げています。
岸壁高ければ、このステップに梯子差し込んで、スルスルっと上ってゆきます。2メートルの落差までは楽勝です。





岸壁梯子概念図 001
写真 
梯子概念図

岸壁との関係はこんな風です。
いままで、ロープで引っ張っていましたので、船側にバタンと倒れる事ありました。固定すると岸壁に打ちつけられる。







そこで今回は、これを固定するピストン作りました。
固定する事によって、手前へバタンと倒れる事なくなったのですごく安全。登れる高さも。今までの2mではなく、2.5m楽勝です。
干潮で港に入る時、この状態で接岸。岸壁に寄せてパッパッパと登ります。


梯子支えパイプ 001

写真 
梯子支えピストン
これはピストンですから、当然長さ変わります。















①穴にピン差しての角度変更。②先端のネジによる微調整。③波があると梯子が岸壁にぶつかる恐れ充分あります。そんな時は、「角度スライド」を使います。梯子岸壁に接触したとき、ピン穴が細長いのでずれます。・・・・考え過ぎかな?
設計で失敗した部分有ります。A、B、Cの穴、倍数の間隔にした事です。これってABどちらの穴に入れても長さ同じって事ではないですか。外パイプの穴は内と間隔変えて倍数は止めて下さい。
穴に差し込むピン、これは他の工作物と同じ大きさにしています。予備のピン統一できますからね。
ピストンは、内子の部分は、梯子に取り付けたまま。外パイプは抜き取って保管しておきます。
ピストンの取付、取付高さに工夫必要なので、今度ヨットに行った時写真撮ったら詳しく説明します。
梯子支え
梯子の写真撮ってきました。左のボルトナットは微調整用。微調整と言っても、多少ではなく、かなりの長さを精密に調整できます。中央の穴は、当然梯子固定用。しかしこれ等間隔に穴開いています。これ失敗です。皆さん作る時は穴の間隔変えて下さい。そうすれば梯子の角度簡単に微調整できました。
右の穴は、長方形になっています。今、梯子が立っている状態。ピンが左へ移動すれば当然岸壁側に倒れた状態になります。・・・・船を離れる時、曳き波等で大きく揺れると岸壁に衝突して梯子曲がっちゃいます。・・・・それを防ぐため梯子に岸壁接触すると、ピストンスライドして、梯子にかかる力抜くためてす。
里港ではこの仕掛けないので、強風の中気が気では有りませんでした。
右側の握りでピストン固定しています。桟橋では当然外して保管しています。

梯子里港岸壁
写真 里港

時化を避ける為里港に入ったときです。梯子の高さぎりぎりですね。








岸壁に打ち付けられて、スタンション少し曲がりました。
この時まだピストンありませんでした。
スタンションに縛っています。
梯子使用宝島


写真 宝島です。
梯子、ロープで引っ張っています。けっこう斜めでも構わず乗り降りしています。



































梯子使用壱岐

写真 
壱岐の郷ノ浦港です。
浮桟橋もありますが、こっちの方が街中に近いので便利。公衆トイレも目の前。







これも、黒ロープで固定しています。
内側にバタンと倒れる事有ります。でも、登りやすそうでしょう。




梯子固定古仁屋

奄美の古仁屋港です。
満潮になるとこんな姿。これはピストンで固定しています。かっこよく立っていると思いませんか。
しっかりと固定されています。
















タラップ・梯子・ピストン。これを是非製作して取り付けて見て下さい。安全性と使いやすさは抜群ですよ。

「じゃ、中途半端な干潮の時はどうするの。梯子は使いにくいじゃないですか」
スタンションに飛び降りた方が早い・・・・・。何を言っているんですか。僕はそんな危険な真似させませんよ。
梯子スタステップ

そのためにこの「スタンションステップ」あるんです。これをスタンションの上にかぶせて、ステップとして使います。これ使わずに降りる、目測誤ると甲板や海の中にドボンですよ。麻雀のドボンも大変ですが、海の中も大変ですよ。岸壁高いですよ。上がれますか。何せ干潮ですからね。
これ着けておくと、結構高くとも飛び降りる事できます。離岸の時は特に便利です。作ってみて下さい。・・・・・・何時までも若くありませんよ。若い人との違いは腕力よりもジャンプ力。目測と飛ぶ距離一致しなくなり、確実にドボンですよ。

梯子ステップ

写真:スタンションステップ

梯子の右横のゲートスタンション、頭の部分に平たい板ついていますね。これがスタンションステップです。
いちいち梯子使わなくとも、梯子を掴んでステップに飛び降りる。簡単に昇降できます。
もちろん若い人なら、梯子なくともだいじょうぶでしょう(貴方の能力を保証するものではありません。あくまでも自己責任でお願いします)。







最後の注意事項。

私、梯子仕舞う時ロープで始め固定していました。しかし後で面倒になり、梯子の端にアイ付けてスタンションに引っ掛けるようにしました。そのため、梯子差し込んだ時、浅くなり、梯子段とライフラインの高さズレてしまいました。
これって、ライフラインに足引っ掛ける原因になってしまいました。ライフラインの所、梯子段の幅狭いですね。これ後付けでライフラインの高さに段作ったためです。・・・・くれぐれも梯子段の高さと、上のライフラインの高さ合わせてスタートして下さい。

この梯子採用して下さったヨットに会えるの楽しみにしています。

2020年12月15日 梯子の使い方変わった

梯子にピストン付けて固定したので非常に登りやすくなりました。しかし港に波あった時、岸壁に梯子がぶつからない様に内側に倒しておきます。
私し気付きました。今まで船側から登っていたので、今度は船に降りる時も梯子の上で体ぐるっと回して梯子に乗っていました。これって体重で横に梯子かしがるので危なっかしい。(上る時、相手は横に広い岸壁なのでそれほど危険ではない)しかし気付きました。今度はピストン付けて固定してあるので
梯子船側に倒した場合、そのまま岸壁側から乗り込めばいい。そしてスタンションステップに乗っかり船に乗り込む。これは今までの様に、体を回さなくとも良いので、梯子かしがらず安定感すごくいい。・・・・当然安全。
着岸する時は、真っすぐ立てて着岸。舫取ったら船側に倒して昇り降り。梯子で降りて行ったらステップ使って甲板に・・・・・こんな使い方が推奨かな。



カザキヨット裁判」も読んで下さい。  俺は5年間頑張りました。
裁判所の判決がいかにひどいものか皆様に考えて欲しいと思います。手抜きに関し「未工事で有るとすれば、これは瑕疵ではない」との理由で却下された。工事代金は返してもらえなかった。このとんでも判決。偽証だと明らかなのに、それを注意しない裁判官。民事では偽証罪が成立したことがないでたらめさ。オカザキヨットは分っているから、偽証を繰り返し尋問時間を浪費させる作戦。・・・・・・だから悪徳業者は減らないんだ。

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