jinnsei-okinaのblog

多趣味な男です。人のやっていることを見ると、なんでもやりたくなる。最後の趣味がヨット。趣味で忙しすぎて、これ以上増やせば仕事をしている時間がなくなると思い、避けていましたが、50代の時、会社で干されたのをチャンスに一級船舶免許を習得。免許習得とともに、カタリナ320を購入、翌年着岸も満足にできないのに日本一周などしてしまいました。2度のリストラをかいくぐり(石油ショック・バブル)ついでに自分で会社まで作ってしまいました。この間二つの会社から給与をいただき、無事定年退職。現在は「農業+カタリナ350」で自由気ままな人生を送っています。

タグ:日本小型船舶検査機構

知床観光船カズワン乗組員家族から日本小型船舶機構訴えられる

尻床で沈没した観光船カズワンの乗組員が、日本小型船舶機構(JCI)を訴えていた件で、昨日(2024.3.1)道新の記事が出ていた。
日本小型船舶機構記事2024.3.1 001



北海道新聞
2024年3月1日記事


裁判で訴えられたJCIは呆れた答弁書を提出した。


















読んで見ると、「検査は(外観検査で問題が無ければ開閉試験を省略できるとしていた)当時の規定に沿って適切に実施されており、検査員には過失がない」と主張しているとの記事を読み、遺族の無念さを思うと腹が煮えくり返る思いです。

見た目で判断すれば、開閉試験が省略できる・・・・・我々個人が自己責任で乗るヨットではありませんよ。第三者である大勢の観光客が乗るんですよ。・・・・・見た目で開閉できるか分かるんですか。厳しい気象条件で痛みの激しいハッチ、それを開閉せずに判断する。恐るべき検査眼と判断力を持たねばなりませんが、その検査員はそれに対うるだけの素晴らしい技量が備わっていたと主張するんですか・・・・・・・・・。

私が裁判で訴えた、舷灯の判断と同じですね。(オカザキヨットの評判参照)
平成27年(ワ)第1058号 船舶不法検査損害賠償請求事件
原 告   ****
被 告   日本小型船舶検査機構

この場合「中間検査なので灯火の点灯を確認すれば足りる」と主張、従って向きは検査しなくとも問題ない」って主張・・・・・・・おいおい、検査官たるもの点灯したら向きが違っているのは一目両全だろう。それも一艘や二艘ではなく、桜マークの舷灯を付けた、多くのヨットが誤った取付をしているのに気付かない・・・・・こんなレベルの組織に属する検査員が「カズワンのハッチは目視点検で足りる」って判断する・・・・・。
そもそも、とんでもない方向に向かって点灯しているのに、それで良いの・・・・・。

尋問させろと要求する私に向かって「尋問の必要はない」って堂々と言う裁判官・・・・・・これどうなっているの・・・・・・・負けるの当然ですよね・・・・・・。
裁判が終わって退場した廊下で、日本小型船舶機構の担当者に「この事実(多くのヨットの舷灯の向きがちがっている)を知らせないのか」と聞くと
「そんな義務はない」・・・・なんですかこれは、日本小型船舶機構の未熟な検査で、ヨットだけではなく多くの船舶が危険にさらされているんですよ。
私はこの時、日本小型船舶機構のずさんな検査、発覚してもなんら対処しないと明言するその態度。これはいずれずさんな検査による海難事故が発生すると確信しました。これを他に知らせねば、「そんな義務はない」と主張した日本小型船舶機構と一緒だと考えました。
そして、各地の日本小型船舶機構や海上保安庁にこの事を知らせました。(ただしFAX番号が分かった所10か所ばかり)
広島の海難審判所にも電話しましたが「そんなものもう関係ないんだ」って電話切られましたからね・・・・・。

事実私は漁船と衝突しましたからね。灯火の向きが正しければ相手魚船は島の灯火と勘違いして、向かって来る私のヨットに気付き、回避、もしくは警報を鳴らしたと思いませんか。

私は、両親の無念を思い何かお手伝い出来ないかと、以前記事を書いた新聞記者や札幌の原告弁護団などに連絡を取りましたが、分かりません。ネットでも。誰かこの弁護士事務所を知りませんか。もしくは両親と連絡とれませんか。・・・・・・交通費等無償で協力しますので、私が必要であればご連絡下さい。

記事の拡散お願いします。

2024年3月13日
記事書いた新聞社さんから電話があり、相手に私の意思伝わったとの事。とりあえず拡散必要無くなりました。一番良いのは、私がお手伝いしなくとも、裁判所が日本小型船舶機構の検査のずさんさを認める事。

「オカザキヨット裁判」も読んで下さい。     俺は5年間頑張りました。
裁判所の判決がいかにひどいものか皆様に考えて欲しいと思います。手抜きに関し「未工事で有るとすれば、これは瑕疵ではない」との理由で却下された。工事代金は返してもらえなかった。このとんでも判決。偽証だと明らかなのに、それを注意しない裁判官。民事では偽証罪が成立したことがないでたらめさ。オカザキヨットは分っているから、偽証を繰り返し尋問時間を浪費させる作戦。・・・・・・だから悪徳業者は減らないんだ。
「オカザキヨット」「オカザキヨット裁判」「オカザキヨット評判」で検索 
この中に、裁判の記録があります。

日本小型船舶検査機構そのとんでもない実態

 

平成27年12月裁判が起こされ、日本小型船舶検査機構は多くのヨットが「舷灯角度の違法状態」である事を知ったにもかかわらず「それを各方面に知らせる義務はないから行わない」と主張。さらにこの事実を知った後も違法のまま船検に合格させた。人命を何と考えているのか。(事実を知ったのは平成27年10月)

彼らに「シーマンシップ」はあるのか、そのような者が検査したのか。よくある「天下りのためだけの組織」なのか。

これは、日本小型船舶検査機構の検査が原因で、いかに多くの船舶が危険に晒さる事になったのか、船舶関係者に夜間航海の危険性を訴えるものである。
(追申:このような裁判が行われたにも関わらず、知床では再び検査不適格による観光客大量水難死亡事故が起きた。私は、本裁判所のでたらめさが根本原因であると信じている)

 
初めに
多くのヨットで舷灯の違法取付がある事を知った私は、私のヨットの舷灯も違法に取り付けていた事を証明してくれるよう証拠と共に依頼した。他のヨットについてはこの事実を知ったからには、直すよう指導するものと思っていた。
その依頼文書がこれである。
日本船舶機構証明依頼 修正
日本船舶機構への証明依頼

















しかし、日本船舶機構はその原因が自分にあるにも関わらずそれに応じず、怒った私は裁判する事を決意した。

驚いた舷灯の実態

 私は、夜間航海において、瀬戸内海で漁船と衝突し舷灯を破損した。その修理を株式会社オカザキヨットに依頼した。その後修理のずさんさにトラブルとなり、裁判になった。その過程において、神戸新西宮にある株式会社オカザキヨット(以下オカザキヨットと称する)舷灯を違法取付している事を知った。驚くべき事に、夜間航海で漁船と衝突した時も、自船の舷灯が30度内向きの違法状態であった事を知った。この舷灯もかって嵐に会い破損した物をオカザキが直したものであった。他のヨットは?疑問に思って調査した。その結果は驚くべき事に、多くのヨットの舷灯が30度内向きの違法取付であった。

 

事故舷灯破損 001

舷灯オカザキ証拠 001

写真は、オカザキヨットが完成した証拠として、裁判所に提出したものである。舷灯が正しく付いていれば、この角度から赤色部分は見えるはずがない。
だが、はっきりと赤色が見える。明らかに取付角度が違う。違法である。
(実際の写真は赤と黒の区別がはっきりしない。しかし印刷の基本は3原色である。写真を読み込んで赤を強調するとこのようにはっきりと分かる)
この証拠があっても、オカザキヨットは、正しく付けたと言い張った。
そのため私は日本小型船舶検査機構の力を借りようとしたのである。


呆れた、日本小型船舶検査機構神戸支部の実態

私は、検査をした神戸支部に対し、船検において、検査の責任は問わないから、違法で有ることを証明して欲しいとお願いした。神戸支部は資料を見るから送って欲しいとの事で、資料を送付した。この時一緒に新西宮ヨットハーバーにおける他の違法状態のヨットの写真も一緒に送った。しかし証明することはできないとして(許可が下りない)資料を送り返して来た。この時当然、新西宮ヨットハーバーには違法状態のヨットが8艘有ることを神戸支部は認識したはずである。又、関心をもたなければおかしい。
(対象の舷灯ヨットは11艘、内違法取付角度は8艘、異常な確率である)

私は、自分のためだけではなく、違法状態のまま船検を通している事実を知った以上、行動を起こす必要があると考え、尼崎地裁で裁判を起こした。だが尼崎地裁は私が、日本小型船舶検査機構に対して、証人尋問させて欲しいと請求した。だが開かれた裁判では驚いた事に、証人尋問は認められずいとも簡単に結審し、訴えを却下された。
尚、損害賠償を求めたのは、利害関係がなければ訴えを却下される事が多いためなのか。
札幌からの旅費交通費を考えれば
到底わりの合わない裁判であるが、ヨット業界の修理の実態とそれを検査する日本小型船舶検査機構の実態を公表することが、私の「シーマンシップ」であると考え裁判を起こしたのである。

 

尼崎地裁の呆れた却下理由

事件名:平成27年(ワ)第1058号、船舶不法検査損害賠償請求事件


日本小型船舶検査機構の主張

「実施方法細則」に従って適正に実施している。

細則では「前回の検査時から各設備に変更等ないことを確認する」となっているが、一端船検に合格したヨットは、変更があるとの「ヨット所有者もしくは代理人からの申告がない限り」検査項目にない検査はしないと主張。事実を知りながら「変更なし」と言われれば検査しないと主張しているのである。呆れた言動である。

舷灯については、「点灯することを確認する」となっているが、向きについては、点検項目にないと主張、私がそのヨットを特定し連絡しても、検査を受ける者から「申告がない限り」確認する必要はなく合格させると主張。
これでは点灯検査をする、=舷灯を見る事である。それならば舷灯の向きが違う事を発見できるはずである(兵庫県以外でも多くのヨットが違法取付をしているのであるから)これでは舷灯の向きが、検査後ではどんな状態でも良いとの主張である。なぜなら違法取付の実態と、写真まで添えて説明したが無視されたのであるから。

事実、この裁判を起こすにあたり、再び新西宮ヨットハーバーで調査をした。1回目の調査は、平成23年5月である。今回は平成27年、この間4年経過している。検査機構が私に指摘されてからの中間検査が当然あったが、それにもかかわらず、違法状態はそのままで船検に合格させていた。驚くべき実態である。(追申:これでは知床観光船沈没事故など当然の結果か)

 

指摘されても、違法状態で合格させる、日本小型船舶検査機構の実態

日本小型船舶検査機構との裁判がはじまり、再調査をした。平成23年5月違法だったヨットの舷灯は相変わらず違法状態であった。日本小型船舶検査機構神戸支部は、平成27年10月その実態を知ってからも合格させている。

裁判が始まったが、その間に船検の時期がくるヨットが有ることを知った。私は再びハーバーへでかけ、そのヨットを確認した。

驚くべきことに、舷灯が違法状態であるにもかかわらず、新しい検査証が貼ってあるではないか。違法の事実を知り、更に訴えられても検査に合格させたという驚きの事実である。

 

 神戸支部違法船検 002

このヨットの舷灯は30度内側を向いている。この船の舷灯の不備を平成23年の調査で確認。平成28年4月再調査。同年7月船検合格させている。神戸支部に写真付きで多数のヨットが違法状態で有る事を伝えたのは平成27年10月。平成27年12月裁判になってからも船検を合格させている。日本小型船舶検査機構ってなに?


隣のヨットマンの話

私は、違法状態のヨットを船検合格させた証拠を得るため写真撮影をしていた。すると不審に思った隣のヨットマンが「何をしているのですか」と怪訝そうに声をかけてきた。

私が事情を説明すると、『先日、皆で舷灯の処へ集まって話しをしていました「今までなにも言われなかったのに」と文句を言っていましたが、舷灯の事だったんですね』との事でした。しかし違法状態のまま検査証が貼ってあり、合格させている事を説明すると、「舷灯のことだったんだ」と納得していました。別れる時「裁判頑張ってくださいね」と励まされました。

注:私はこの検査日を「前日」と記憶しているが、あまりに出来すぎた話で、「先日」の聞き間違いかもしれないので「先日」とした。

 

尼崎地裁判決

「本件ヨットについて必要な検査は適正に行われており、被告が検査を怠った事実はない」として却下された。

私:日本小型船舶検査機構は事実を知りながら合格させている。これを「検査を怠った」と言わずしてどのような状態をいうのか。私の船の検査を怠ったのも当然である。

 

尼崎地裁は組織を守るための判決を出した

 尼崎地裁は、私が尼崎地裁で「株式会社オカザキヨット」を訴えている事は当然知っている。(素人裁判で何年も通っており、弁護士仲間と間違えられ挨拶されることもあった)

この時「舷灯が違法に取り付けられており、その修理をやり直したので金を返せ」と数々の証拠を提出して訴えたが、尼崎地裁は何の根拠も示さず却下している。全く審査していないのである。

日本小型船舶検査機構に対しても証人尋問させなかった。こんな裁判があるか。
これが明らかになると、尼崎地裁で判決があったオカザキヨットとの裁判に影響がある。そのための
「組織を守るための判決」だと言われて当然ではないか。

 

関係省庁に告ぐ、これは違法行為であり、公文書偽造ではないのか。

たしか3年くらい前、大阪府警で、輸入車にバックミラーを増設せず、違法に車検を通し逮捕者がでたはずである。

 

日本小型船舶検査機構の検査員は検査をする資質があるのか

私は昔、住宅の検査員をやっていた。あるプレハブ住宅会社が、名古屋の台風で屋根を飛ばしてしまったからである。在来木造住宅に比べれば、その割合はわずかな棟数であったが。原因は、工務店が補強金物の取り付け方を知らなかった。あるいは手抜きであった。

これが構造体の問題、メーカーの問題とされる事を恐れた会社が、建築士を大量採用し「検査員」として養成したのである。我々は業者の再教育と検査を徹底してやった。しかし、アンカーボルトの入れ忘れ等やり直すことが大変な部分などで手抜きがあり、見かけ上アンカーボルトを入れて検査員、すなわち私をだますのである。検査といっても日本小型船舶検査機構のように見るだけでなく、全数スパナで絞めなおすのである。しかし他の検査員と同行して、その検査方法を見て、私がだまされている事に気づいた。

我々は、そのだましのテクニックについて教えあい、なぜ手抜きが起きるのか、それは彼等だけでの問題ではなく、我々が指導する施工マニュアルにも問題があるのではないか。手抜きをすればすぐわかる施工方法等検討を重ねた。

この努力がみのり、役所の検査では検査証が貼って有れば間違いないと言われるようになったのである。

日産自動車はどうか。

資格を持つ検査員が検査しなかったことが社会問題となっている。人命に直結するかもしれないからである。


今の私はどうか、今ならチラッと見ただけで判断できる

 私は、あの津波が来る前々年の4月、銚子マリーナから、新西宮ヨットハーバーに母港を変えた。運が良かった。4月末保険が切れるので回航を強行、この時嵐に会い、舷灯に海水がかかって漏電し、赤の全周灯にテープを貼って代用し、大阪湾に入ったのである。

この時、株式会社オカザキヨット(以下オカザキと称す)に、桜マークの舷灯と換してもらった。オカザキの職員「金地寛幸」と職人がやって来て、私の目の前で舷灯と舷灯を取付けるL型プレートを取付けた。しかしその取付角度が30度内側にずれているとは、全く気付かなかった。しかしプロの彼らが分からぬはずがない。図々しくも私が見ている前で違法工事をしているのである。オカザキヨットの「金地寛幸」もなんら注意しない。
(なぜ違法取付をするか、どんな影響があるか詳しくは次回)

夜る松山沖で漁船と衝突、破損した船体を確認しようとして落水、漂流した。その時もオカザキが壊れた舷灯の交換をおこない、再び30度ずらして取り付けた。オカザキの手抜きでもめた時も気づかなかった。全ての修理にクレームが着いた。しかしオカザキは直さない・他の業者も直してくれない、仕方なくオカザキの影響のない福岡まで回航して再修理したのである。

修理も終わり、神戸へ帰ろうと準備していると、たまたまこのヨットを売った会社の元職人が通りがかり、いきなり「舷灯曲がっていますよ」と教えてくれた。
この男はきっと、多くのヨットの舷灯が曲がっている事を知っているのだろう。そう考えた私はこの時、小戸にある他のヨットも調査した。桜マークの舷灯を付けた対象ヨットは
4艘いて、内2艘が違法取付であった。更に、神戸へ帰り新西宮ヨットハーバーでも調査した。対象のヨット11艘(私の船を含む)の内、8艘が違法取付であった。70%異常が違法取付・・・・・驚くべき数字である。

 私は違法取付に気付かなかった。船長として情けない話である。しかし、今ならチラッと見ただけで違法が分かる。極めて簡単な見分け方がある。舷灯が乗っている「L型アングルの6穴側に舷灯が乗っているか確認するだけである」(一方が6穴、もう一方が3穴)

 

日本小型船舶検査機構はどうか。

 左右の舷灯が30度も内側を向いている。それにもかかわらず、「点灯することを確認する」となっているから、角度の検査は行わないと言う。30度もずれているのにである。検査で明かりを点けたならば、ずれている事が更によく分かる。ずれた角度が拡大されるからである。間違った方向に点灯しても合格させるのか。今まで誰も気づかないならば、日本小型船舶検査機構は素人の集団である。

私が検査員なら、この問題をすぐ日本小型船舶検査機構内で共有し、直ちに検査方法を変更する。


日本小型船舶検査機構は恐ろしい。
夜間航海と、30度内側にずれた舷灯。これ人命に直結する問題である。「この問題を関係機関に知らせたか」と尋ねると「知らせる義務がない、だから教えない」と裁判官の前で堂々と恐ろしい主張するのである。それに対し、なにも確かめない、私に尋問させない裁判官の考え方も恐ろしい。恐ろしい主張をする日本小型船舶検査機構の言うことを裁判官は信用した。(考えられない事である。その前に行われた、オカザキヨットとの判決に影響するのではないか)国民の命をどう考えているのか。

 

日本小型船舶検査機構は手抜きをするため「変更なし」を求める

 彼らは、多分性善説をとるのである。それは検査の手抜きをするのにまことに都合がよいからである。「変更なし」と書類にチェックを入れるだけである。人は問題のない工事でも、チェックされ指摘される事を嫌う。これが常識である。だから口頭で済む「変更なし」と当然言う。こんなことは常識である。私が住宅検査で「変更なし」と言われて、検査合格させたらどうなるのか。事故があればクビである。日本小型船舶検査機構はどうか。

日本小型船舶検査機構は、検査の手抜きをしたいがために、「変更なし」と言ってもらいたいのである。お互いの阿吽の呼吸である。

 

船体登録時点から違法取付ではないのか

 裁判では、日本小型船舶検査機構は、中間検査に話を集中していた。しかし、今考えれば、本来は桜マークの付いた防水の悪い粗悪品を取付ける事が求められているのであるから、船体登録した時から、違法取付がされていると考えるのが妥当ではないか。そうであれば検査していないではないか。

 

よこ道編:桜マーク舷灯はなぜ海水が侵入するのか。

 今のLED舷灯の防水性能は知らないが、(LEDに交換しようと思ったが発売されたばかりで、耐久性が心配でやめた)今までの舷灯はよく漏電する。カタリナ320で、私は新西宮ヨットハーバーから日本一周に出発した。途中銭洲に衝突し船に穴が開き浸水した。松崎で修理して1か月後再び航海を始めた。千葉沖でナイターになり、その夜海が時化た。前方で雷があるらしく時々ピカリと光りセールを照らすのである。翌朝船首を見ると舷灯が点いていない、この光は雷ではなく舷灯が漏電したためであった。火災が起きなくてよかった。小名浜で修理し、花火を見ながら出航した。今日もナイターである。私はいままでほとんどナイターである。シングルで2日間も珍しくない、3日もある。沿岸を走るナイターはつらい。気づくと貨物船に囲まれていた。日本一周が終わっても、1か月ナイターの夢を見て驚いて目をさました。ヨットを始めたばかりなので、今とは違い(ドンの情報助かっています)情報が少なく、信頼できる港を選んだためである。

 カタリナ350にヨットを変え、銚子から神戸へ母港を移すとき、ナイターで時化に会い、漏電で舷灯を壊し、オカザキが桜マークの舷灯に交換した。沖縄へ向かう時、瀬戸内海でナイターをして衝突事故を起こした。再びオカザキが舷灯を取付けた。オカザキと裁判が始まり、遠出しなかったので2年ばかり嵐に会う事がなかった。久しぶりに瀬戸内海を出て、与那国迄クルージングをした。途中波が荒かった。与那国で数日遊び宮古島へ向かうべくナイターをした。

この時、舷灯が2つとも切れている事が分かり、石垣島で修理をした。今のままではだめだと、思いつく所全てにコーキングした。

石垣島から、宮古島に向かいナイターをした。またもや舷灯が故障。石垣島を出るとき、波に翻弄されたのが原因か。宮古島では舷灯が手に入るか分からないのでそのまま宜野湾へ向かった。沖縄本島は船が多く危険なので船の少ないコースを遠回り、3夜目に宜野湾に着岸。

 翌日舷灯を外さず蓋を取って中を見ると、ショートしてバルブが溶けている。

こんなことではいつかは火災事故を起こす。私は、外から入る原因が分からなければ、中から水を入れれば分かるのではないかと(逆転の発想:原因があって結果が出るのならば、結果を出せば原因が分かる)下の写真のように水を入れてみた。ゴムチューブの中を配線が通っているが、なんとここから水がどんどん漏れるのである。いかにも防水してあるように見えているが全く防水していない。

このチューブを防水して取り付けた。その後現在に至るまで何度も時化た海を航海したが一度もショートせず壊れない。結局この航海で、修理用舷灯4個、予備2個、計6個も舷灯を買ってしまった。

 舷灯漏水試験 001

 

この桜マークの舷灯は、本来ヨットに取り付ける事を想定していないと思う。すなわち国内にヨット用の舷灯はないという事である。なぜなら、舷灯の取付説明書には、舷灯の下面周囲にコーキングするよう書いている。チューブを防水せよとは書いていない。すなわち、ボートや漁船に取付けた場合、チューブ部分は船内に入ってしまい、周囲をしっかり防水すれば海水がかからないのである。そのため、そのよう説明がなされていると思われる。ヨットに取付ける事を想定がされていない。検査機関は製造責任をとれ。

 

この問題を日本小型船舶検査機構ではなく、船長の責任とすべきか
日本小型船舶検査機構は設立の目的が、その船を持っている船主のためだけではない。一番の目的は、公共の利益のためである。
貴方は相手の違法舷灯が原因で夜る衝突事故を起こして漂流してしまった。これを相手船長だけの責任にするのか。それは違うと思う。日本小型船舶検査機構は「貴方のために相手船の検査をするべきである」と考えるべきである。貴方は危険な相手船を調べる権限もないし、衝突した時は遅いのだから。
 日本小型船舶検査機構が、違法なヨットを使い、貴方の進路を妨害させたと考えるべきである。

追申:「カズワン」の事故の場合、正に私が指摘する通り「多くの観光客の安全の為に検査する」という意識が全く無かったと言わざるをえない。
舷灯正誤比較 001

舷灯の取付角度が違うことを、ヨット仲間に知らせて下さい。

違法取付は、舷灯タイプ(両色灯ではなく)に限られ、輸入艇の舷灯を国産の桜マークに変える時、発生しているので、心当たりの方は舷灯の取付角度を調べて下さい。見分け方は簡単で、L型アングルの3穴側に舷灯が付いていれば、取り付け方が違うと思って間違いありません。見かけた方は教えて上げて下さい。各地で30度内向きの違法舷灯が見つかっています。

 

見つけた方は、どこのハーバーで、何艘いたかお知らせ下さい。


<事故を解説する:オカザキヨット裁判と内容は同じ>


  
愛媛県松山沖で漁船と衝突、落水・漂流

平成22年4月衝突事故発生

 

どのような状況で海難事故が起きたか。

 

3月24日: ヨット整備完成検査(オカザキヨット整備)

 

4月6日: 新西宮を沖縄に向かって出発、小豆島で夜になる。

 

日: 15時頃、来島海峡手前の伯方港に停泊予定であったが、疲れたので、初めての港で着岸場所がなければ更に航海を続ける事になり無駄な徒労に終わるので、そのまま航海を続け、大分の姫島へ向かう。

 

日: 夜22時頃、四国松山沖の由利島を通過した。この後は海域が広がり、見張りがしやすいので、仮眠している妻と見張りを交代しようとした。右姫島・左豊後水道方面と航路が分かれるので、何度も航路を確認し、交代のため妻を起こそうと船室に下がった。この時尿意を催し先に用をたし、妻を起そうとした時、ドスンという音がし、慌てて飛び出すと漁船の左舷に衝突していたのである。(正面衝突に近い、21度の角度で衝突した。そのまま船は引きずられ、飛び出した時は、T字型になっていた)

 

星一つない真っ暗な海を漂流。

 

慌てて飛び出した私の目の前には、漁船の船腹と赤灯が見えていた。漁船とはすぐに離れたので、船首の損傷を確かめようと、壊れて折れ曲がったパルピットにつかまった。確かめようと身を乗り出したところ、パルピットはすでに折れてばらばらになっていた。そのため落水したのである。この時パルピットの端は折れてめくれており、強く掴んだまま落水した私は右手に大けがをしたのである。
(この時は痛いと思っただけで気づかなかった)

 私は落ちる瞬間「落ちた」と叫んだだけで、そのあとはもがかず、一端海に沈みその後も声を出さなかった。これは、慌ててもがくと海水の飛沫を肺に吸い込み意識を失う事があるからである。(これ覚えておくべき:浅瀬でも溺れる原因)

 幸い救命胴衣を着けており、更に夜になると冷え込むのでたくさん着込んでいたので寒さの心配なかった。ヨットは風に流され離れていったが、自分も少しずつ流れ航路から離れたのは幸運であった。(本船に巻き込まれる恐れあり:後でぞっとしました)

しかし妻には「助けてくれ」と救助をもとめなかった。なぜなら本当の真っ暗闇で何も見えない中、引き返してスクリューに巻き込まれる事を恐れたからである。 

 どうしょうかと周りを見回すと、私のLEDライトが光り輝き漂っていた。これは、今回姪の旦那からもらい、何気なく持ってきたものである。運が良かった。当時のLEDライトはガラが大きく海水に浮かんだのである。

これを取ろうと必死になって泳いだが、たくさん着込んでいため思うように泳げず、更にライトが風に流されて行くので、捕まえられなかった。そのうち息切れがし、心臓が苦しくなってきたので、危険を感じ中止しました。(H28年ドックで心臓の血液が多少逆流していることが判明)

 

私はいままでピンチで何度も助かったので、絶対助かる自信があり慌てま
せんでした。「積極的に行動するか」「このまま朝まで漂流するか」考えていました。

52
LDEライト、怪我をした手で掴んだ、中に浸透していた血が流れ出ている。

 
妻の救助

 

この間妻は私が沈んだと思い、暗い海に向かって「だれかお父さんを助けてくださ~い」と絶叫しながら、もと来た方向へ流れてゆくのですが、漁船はやってきません。哀れで涙がでました。

  ふと見ると、今まで私から逃げていたLEDライトがすぐ近くまで来ているではありませんか。私はこれを確保しなければ死ぬのが運命だと悟り、必死に泳ぎました。(もそもそ進んだだけだが)不思議なことに今度はライトがほとんど流されず。なんとかライトを確保することが出来ました。この時「助かった」と思いました。この時はまだ出血に気づいていず、もし確保できず、朝まで漂流したならば出血多量で死んでいたかもしれません。

  私が落ち着いて、ヨットが離れてゆくのを見ていたのは、夜は非常に遠くまで声が通ることを知っていたからです。呼ばなかったのは真っ暗闇の中、ヨットが間違った方向に引き返し、巻き込まれることを恐れたからです。

 ライトをもった私は、150mほど離れたヨットを照らし「引き返せ」と怒鳴り、ヨットを照らしました。妻はエンジンのかけ方を知りませんが、幸い衝突の時ショックでギアが外れただけだったので、車の運転ができる妻は何とか近くまで来ました。

 
「ライフスリング」を投下させようとしましたが、開けることができないと泣き叫ぶのです。のんびりと話しかけ、何とか落ち着かせようとするのですが全く効き目がありません。原因は、パルピットの外側に付けたため、蓋が海側を向いていて、蓋がマジックテープで固定されているのがわからないのです。(今は内側に向けて付けてある)

 

仕方ないのでイーパブを稼働させようとしました。妻はバンドをはずせず、包丁で切り取りましたが、もう一か所細いひもで結わえてある事に気づかず失敗。救命いかだも、閉じてあるひもを切るだけで、止めてあるバンドを外せず失敗。

 

パニクリやすい正確なので、こちらは落ち着けようとのんびりと話すのですが、全く効き目がありません。

 

これでは、たっぷりと水を吸い重くなった体をヨットに引き上げてもらうのは無理と判断し、救助を依頼しようと妻に電話をかけさせました。

 しかし海上保安庁の「118番」を思い出すことができず、仕方がないので110番へ電話をさせましたが、妻は正確な位置を伝えることができません。相手の問いに対して、松山沖である事、左に島がある事(由里島)右手には何も見えない事を伝えただけでした。相手はわかったといって電話を切りました。

 

 漁船に救助される

 

この間、衝突した漁船に去られては助からないと思い、LEDライトで漁船を照らし続けました。(漁船は助けようと網を上げていたとのこと)

 もう妻はだめだとあきらめ、漁船に「助けてくれ」と叫び、しばらくして漁船がやってきました。

 二人で(親子)私を引き上げようとしますが、とにかく水をたっぷりとすった私の体は重く、なかなか引き上げられません。

 私は当時80キロありましたから、100キロ以上あったと思われます。二人の力が限界かなと思ったとき、両肘が舷側にかかり、ようやく救助されました。

 

 松山港に向かう

 

その後松山港に向かうことになり、私はヨットに飛び移りました。

しかし寒気がするので、濡れた衣類を着替え、ぼたぼたと血が出ている右手にタオルを巻き、松山港へ向かいました。

 

7
右手から滴った血が点々と続く

しかし、寒さが出血多量によるものであることを気づきませんでした。10分くらいたってから、松山海上保安庁から電話があり、位置の確認を行い、ケガをしていることを伝えました。

 

GPSがあることが分かると(今天測の試験はないそうですから、GPSがあるのは当然)、北緯何度ですか、東経何度ですかと聞いてくるのです、専門用語では素人である妻は何のことか分からなかっただろうと思いました。単純に「何度ですか」と聞いた方がよいと思いました。

 

5分くらいで保安庁の船がやってきて、私は乗り移りヨットは保安庁に回航してもらいました。

 

 病院で手術する。

 

松山港では、救急車が待っており、すぐ血圧を計りました。

この時「61」と告げられ、初めてかなりの出血があったことに気づき、あのまま朝まで漂流していたら、危ないところでした。

中指の先から、親指の付け根まで、ところどころ切れており、特に中指の第一関節の血管は切断しており、ここの止血が上手くいかず、けっこう時間のかかる手術になりました。

 

その後、北海道に帰ってから再手術を行いました。しかし手の引きつりはほぼ良くなりましたが、中指の先端はマヒしたままで現在にいたります。

 

 事故の原因

 

こちら側の原因は、5艘の貨物船がヨットと漁船の間を通過したこと、漁船の後方に島があった事などで、貨物船や島の明かりと見誤った事です。

 漁船側は、網を下した後、松山方面に漁を続け、その間寝ていたとの事です。しかし由里島から漁をすると目の前は航路です。せめて航路を横断してから休息でなければ、とんでもなく危険なことです。

だが、私はこの事故で、相手船が違法舷灯のため安全だと判断を誤り、寝込んでしまったのではと考えています。

2022年5月4日 知床観光船事故

4月から、対馬へクルージングに行ってきたので、記事書くの遅くなりました。妻から電話で(島は、あまりTV見る事出来ないので)事故の様子を聞き、目頭が熱くなり泣きそうになりました。
私は、このブログの中で、検査は船主の為にあるのではなく、他の船の安全の為あるのだと主張してきました。あの船はおかしいと思っても実力行使できる権限ありませんからね。
今回の事故では、目的地では通話できない携帯にOK出していますね。観光客はそれとも知らずに乗船、事故に遭い救助が間に合わず多くの人が死んだのだと思います。
しかし、検査をした日本小型船舶検査機構は「そこまでは自分の管轄ではない」との内容の主張で、自分の正しさを主張していますが、これって私の場合と同じだとは思いませんか。しかも今回の場合多くの人命を扱う観光船ですよ。
その外には、この船数回事故を起こし船首に少し傷が入っていたとの情報もあるようです。見かけ以上にひどかったのかも。
その傷から海水が入っている事に気付かず、エンジンがストップした事も十分考えられます。(昔ダイビングに行った時、モーターボートのエンジン音が可笑しい。蓋を開けると海水で一杯。冷却水の排水ホースがぬけていたためでした。近くの漁港に入り、海水のくみ出し。漁師が水中ポンプを持ってきてくみ出してくれましたが。その量の多さにビックリした事があります)もしエンジンが無事なら、私なら岩場に突っ込んで座礁させますが・・・・・・・。
日本小型船舶検査機構・・・・・こちらの方も警察で調査して欲しいですね。


キヨット裁判」も読んで下さい。     俺は5年間頑張りました。
裁判所の判決がいかにひどいものか皆様に考えて欲しいと思います。手抜きに関し「未工事で有るとすれば、これは瑕疵ではない」との理由で却下された。工事代金は返してもらえなかった。このとんでも判決。偽証だと明らかなのに、それを注意しない裁判官。民事では偽証罪が成立したことがないでたらめさ。オカザキヨットは分っているから、偽証を繰り返し尋問時間を浪費させる作戦。・・・・・・だから悪徳業者は減らないんだ。
「オカザキヨット」「オカザキヨット裁判」「オカザキヨット評判」で検索 

2022年5月8日 知床半島無観光船事故

対馬へクルージングの真っ最中、家族へ電話したところ、「こちらでは知床半島で観光船が沈没して大騒ぎになっている」との話。その遭難者の内容を聞き、もう助からないだろうと思うと、目が熱くなり涙が出そうになった。
この事故に関して、日本小型船舶検査機構も関係していると聞き怒りがこみあげて来た。船舶の無線に関し個人が使う船舶ならともかく、多くの観光客の安全に責任が生じる観光船の許可に関し、電波が届かない携帯で許可を出している。・・・・ずさん極まりない。しかも責任回避。
だいたい、この電話は船主の電話ではなく、船長の電話で許可を出したというではないか。本来ならば、船主は自分の所有する携帯で許可を得、これを船に積んで航行すべきものであると考える。それを船長個人の携帯電話でしかも通信エリア以外であるにも許可をだす。
もし、通信が繋がっていれば、半数の人達は助かったのではないかと思うと怒りが湧いてくる。
尼崎地裁がもっと本気になって取り組んでくれれば、
日本小型船舶機構の考え方も変わっただろうに・・・・・・しかしそのずさんな体質に、問題ないとのお墨付きを与えてしまった。

オイ、尼崎地裁。反省はないのか。

しかし、新聞記事を見ていると、日本小型船舶機構の検査を改める方向には全く動いていない。船舶の規制を強化する方向に動いて、日本小型船舶機構の検査失敗をうやむやにし、検査責任を隠蔽する方向に動いているとしか思えない。日本小型船舶機構は、仕事が増え、その結果天下り先が増える、焼け太りが起きるんだ・・・・どこが利益を得るか考えれば、自然とその原因にも気付く事になるのでは・・・・・。

だいたいこの事故は、日本小型船舶機構が合格させなければ、簡単に防げた事故なんだ。・・・・・・この船はそれまでに何度か事故を起こしている。観光船であることを考えると、観光客の事を考え検査すれば当然事故など起きる分けもなかった。・・・・・・・今回の事故では十分な補償は得られないだろう。遺族は日本小型船舶機構も強く訴えるべきで、裁判を起こすべきなんだ。



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 株式会社オカザキヨット裁判(以下オカザキヨット、又はオカザキと称す)

 
(本件は、小豆島の岡崎造船とは一切関係ありません。)

新西宮のオカザキヨットは、主張をころころ変え、でたらめな主張を「金地寛幸」は偽証を繰り返した。

修理を全てやり直したのにも関わらず、大阪高裁はオカザキヨットに支払った工事代金の内、ほんの一部の返還を命じただけであり、驚くべき事に、もし未工事であるならばこれは瑕疵ではないとしてその部分は却下された。全て判例違反であると、最高裁に全額返還を訴えたが却下され、私は訴える手段がなくなった。これは誤審である。大阪高裁の判決が正しいか、いつ同様の(ヨット以外でも)被害にあうかも知れない国民に、問うものである。

 
私はこのブログの準備中に、オカザキヨットの社長が息子に変わった事を知った。新社長になっていきなりこのブログでは気の毒だと思い、会社の対応が変わったか新西宮ヨットハーバーの事務所に新社長を訪ねた。しかし従業員だけしかおらず、新社長は横浜であると言う。
ネットで対応ができると言うので、TV電話で対談した。だが「この件はおやじに任せてある」と主張し話し合いにならない。「なんならおやじを呼びますから、そちらと話しますか」と言われた。私は、前社長に恫喝されていたので、会えば喧嘩になると困るので仕方なく引き上げた。・・・・要するに会社の対応は変わらないと判断し、ブログを立ち上げたのである。
 

オカザキヨット不良修理:船台上架編

1.初めに。

オカザキヨットは上架を10日間見積もりながら、上架せずヨットを修理し、費用80万円をだましとろうとした。それにもかかわらず上架する事になったのは、この長い上架期間を利用して、私が前年からオカザキヨットの「金地寛幸」と検討していた「スクリューの改造」を安く上げようと決心し連絡したからである。私が6月11日、上架中にスクリューの改造をする事にしたと連絡すると、オカザキは翌12日あわててヨットを上架した。それまでは上架せず作業をしていた事は「金地寛幸」も裁判で証言している。
そのためいつも撮影している、修理の状況写真を裁判所に提出できなかったのである。

2.船 台

オカザキヨットは、私に内容を確認させず、こっそりと水増しした高額な保険金を請求をした。5月26日、それを査定会社から知らされた私は、27日見積書を手に入れ、直ちに担当の「金地寛幸」に電話を入れた。「金地寛幸」にあまりにも高額な見積書の内容を追及すると返答に困り黙り込んで説明しないのである。「金地寛幸」はこのピンチをかわす為、修理を完成させる話に私を誘導した。
部品が日本に到着したから、6月3日に着く。間違なく6月16日には、修理を完成させると約束した。私はその中に「見積内容をあまり追求すれば、修理に問題がおきますよ」との脅しを感じた。「金地寛幸」がその気なら私はその日に、その高額な保険金に相応しい修理が完成するか、当日検査をして確認しようと、翌28日神戸へ行く航空券を妻に手配させた。
だが裁判になると、「金地寛幸」は私に「ちゃんと説明した」と証言した。
通話の料金表を見ると、通話時間はたったの2分32秒・・・・・・前振りも含めてのこの短い通話時間でちゃんと説明できると思いますか、偽証である。

その後も電話を掛けると、何度か完成すると言っていたが、実際は上架せず作業を進めたため、仕事は進まなかった。私が検査に行くことを伝え忘れていた事に気づき、6月11日に神戸へ行くことを伝えると、今まで「完成します」と言っていたのが、突然「出来ます」と言い方が変わり、その後「完成します」とは言わなくなった。後に分かった事だが、11日当日私がかねてから打合せしていた「スクリューの改造をするから」と伝えると(私が上架代を浮かせるため)、オカザキは翌日12日にあわてて上架したのである。それまでは、上架の保険金を受け取りながら、上架せず作業をしていたのである。海上にに降ろしたのは、完成を約束した翌日、17日であった。従って10日間見積の上架日数は6日間と短くなったが、オカザキは見積通りの日数上架したと言い張った。
この様な状況でまともな修理が出来る分けがない。

写真:「金地寛幸」に電話した翌日の6月28日に、旅行の手配をした証拠。完成した船に泊まって検査しようと思ったので、ホテルは札幌に帰る前日だけの手配である。
旅行手配 001

1)   上架していない証拠

平成23年6月頃、全ての修理が未完成である事に疑問を感じた私は、上架にも問題があったのではないかと思い当たり、ハーバーに電話し、上架期間を確認した。6月12日~17日との回答をえ、翌24年には、請求書の写しも手に入れた。(入手する方法を知らず、オカザキの弁護士が使った手法を真似た。・・・まね碁?)

写真:新西宮ヨットハーバーからの請求書。上架6/12~17
上架請求書 001

上架日数が短かった事実を知ったが、オカザキ自ら認めさせようと、私はオカザキに証拠となる請求書の提出を何度も求めた。しかしオカザキは、新西宮ヨットハーバーに引っ越した時紛失したとして提出を拒んだ。他の納品書では、再発行した物が多々あるのであるから、同じ建物にある1階の事務所に出向き、再発行してもらえば済むことである。何度も故意に提出を求めた。しかし真実を知られたくないオカザキは頑なに拒み続けた。・・・・・ハーバーに問い合わせて、請求書を手に入れ既に真実を知っている私・・・・これは笑えた。

2)    後出しじゃんけんではない。

私はしばらく、上架が6月12日だった事実を知らなかった。知るきっかけになったのは、修理全てが未完成である事実が判明し、船台についても、だまされているのではないかと思ったからである。平成23年6月頃ハーバーへ電話して、上架は平成22年6月12~17日の6日間だけであったと知ったのである。

証拠が必要だと考え、上架の請求書は、平成24年8月18日、裁判所に申請し手にいれた。なぜならば、ハーバーの人間に直接依頼すると、職員がオカザキからどのようないやがらせを受けるかも知れないからである。

平成23年1月20日事故による怪我の再手術をした手で、(修理だけでなく、怪我も再手術)ようやく訴状に対する答弁書を書き上げた。それには私の主張がこう記述されている。「6月16日の数日前被告から電話があったと言うのは、多分6月11日、船の修理状況を確認する電話であろう。被告(私)が神戸行を決めたのは、平成22年5月27日に、金地氏から平成22年6月16日に修理が完成すると言われたからであり、翌28日に妻が旅行会社へ手配したからである。」オカザキが、「16日の数日前に初めて神戸へ来ることを知った。16日に工事の完成を約束した覚えはない。」との主張に対する反論である。船台に上架しなかった事については何も触れてはいない。従って船台のために、電話した日にちごまかす必要はなにもない。(DOCOMOの請求明細あり)

私はこの日、4回も電話している。「金地寛幸」が神戸へ行くと伝えると、今まで「完成します」と言っていたのが、急に「出来ます」と言い方が変わり、作業が進んでいないと感じ、心配になったからである。作業方法を確認していると「金地寛幸」は「海上でマストを立てる」と言い出した、上架するのに何で海上で立てるのか、丘で作業すべきだと言い争い、心配しているのに何を言っているのかと腹が立って、電話を切ったのではっきりと覚えている。答弁書にはケガをしたその手で、はっきりとこの日を「6月11日」と書いた。

この時点では、上架されていない事実を知らず「6月11日電話をした」とのみ記載している、上架していない事実を知ったのは、それから半年後である。従って初めから6月11日電話したと主張していた。従って「6月11日伝えた」と答弁したのは、「後だしじゃんけんではない」

写真:「文書送付委託の申し立て書」自分で裁判をするとき、利用して下さい。
文書送付委託 001

 裁判が始まっても上架していなかった事実を知らなかった。

平成23年1月20日、答弁書を書いた時点で6月11日上架されていない事実を全く知らない。神戸へ行く事を伝えた日を誤魔化すなら、それ以前に「金地寛幸」に電話した、6月3日としても良かった。なぜなら11日では伝える日が遅すぎるからである。

②6月11日「金地寛幸」に電話をしたきっかけ。

6月10日の夕方、「広島地方海難審判所」から電話があり、呼び出しの通知書を送るが、来る事が出来るのかと電話があったので、神戸へ検査に行く用事があるので6月21日(月)にして欲しいと伝えた。
文書は後日6月11日付で送付された。着いたのは13日だと思う)
私はこの時「金地寛幸」に、検査に行くことを伝え忘れたと気づき、これはまずいと慌てて翌11日電話したのである。しかしこの時、完成するか聞いただけで、再び伝え忘れてしまった。あわてて4分後電話をし、今度は間違えなく伝えた。この時「金地寛幸」に完成するか念押しすると、1回目の電話で言っていた「完成します」から「できます」に変わり、困惑した感じが気になった。
作業に問題があると感じた私は、作業のやり方についてしっかり確認しようと、今度は落ち着いて話せる事務所へ電話をした。11分半作業手順について話し合った。上架しているはずなのに、「金地寛幸」は「海上でマストを立てる」と言い出し譲らない。「心配しているのに、それならば勝手にすればよい」と思い、腹が立ったので電話を切ったのである。

書:海難審判の呼び出し、発行日は6月11日となっている。
海難審判 001

③ 上架した理由

私が、昨年から「金地寛幸」と相談していたスクリューの改造をすると決めたからである。
11日は、今回の上架を利用して「スクリューの交換を決めるタイムリミット」と考えていたので、しばらく検討し、1時間40分後ふたたび携帯へ電話したのでよく覚えている。4回も電話する忙しい1日だった。



 ➃ 上架日数

上架日数は、10日間見積もっている。全ての修理をやり直したM社も同様であったから、妥当な日数であろう。6月16日完成約束をしたのならば、遅くとも7日には上架せねばならない。しかし上架したのは12日である。おかしいではないか。
M社の見積にはマスト倒立の項目が無かった。問い合わせると「ジブファーラー交換のため上架してマストを倒す必要はない」と答えた。事実M社はマストを倒さずに、いとも簡単にフォアステーとジブファーラーを交換した。当然オカザキも上架せず修理を完成させる事ができた。オカザキは上架する気が無かったと指摘したい。

⑤ まとめ:オカザキヨットは上架して修理する気はなかった。

おかしいではないか、訴状でオカザキヨットは、6月16日の数日前、私から電話があった、その時船に泊まると言われたが、『金地は、「今、上架中なので無理です。」と答えた』となっている。嘘である。電話したのは11日、上架したのは12日ではないか。私が「スクリューの改造をする」と決心して連絡したので、慌てて上架したのである。

上架しているはずなのに「海上でマストを立てる」明らかに、上架するつもりはない。マストも倒す意思がなかった。マストを倒す必要がないからである。だから修理中の写真を撮影しても、裁判所には提出できなかった。
にも拘わらず「マストに登る事は危険なのでそのような作業はしない」と主張した。おかしいではないか。今まで私に頼まれて何度もマストに登っているではないか。請求書もある。

上架したのは、私が「スクリュー改造」を決めたからである。又、6月16日当日マストを倒したまま立てようとせず、私達が完成を待っているのに、事情も説明せず、午後から作業員を引き上げたのは、私が船に泊まるのを防ぐ事情があったからである。何か事情があると気付いた私達は、猛暑の中あきらめずしつこく待ち続けた。(雨漏れでベッドが濡れていることを知られたくないため?)

写真:私の妻と、送ってくれた義兄は絶対完成しないと考え心配して待っている。「どうなるんだろう」との表現が溢れる、ベストショットである。
ピカピカのスクリューと、入れてきた箱が見える。

 スクリュー改造 001

「金地寛幸」は、部品が揃わないのに修理する分けがないと主張しながら、公判で、5月20日の納品書を追求すると、5月から修理していた事を認めている。

上架せず、修理を行えばオカザキヨットは80万円もの修理費が浮くのである。こんなおいしい話を見逃す分けがない。上架したチャンスを利用して、今回スクリューを改造すると言われた時は「何を余計な事をするのか」と腹が立った事だろう。

 

3.裁判での主張

H22.12.10 訴状

6月16日の数日前、被告より、原告の従業員金地に対して電話があり、一方的に「6月16日飛行機をおさえた。海難審判の関係で広島へ行く予定があるので、その前に西宮へ寄る。ヨットに泊まる予定にしている」と言った。これに対して金地は、「今、上架中なので無理です。」と答えたものの、被告は意に介していないようであった。

(コメント)

「金地寛幸」は上架もしていないのに嘘をついている。神戸へ行くことは、5月27日に決め、翌28日旅行の手配をした。海難審判の話を持ち出したのは、連絡が遅れた事への気まずさからそう話しただけである。逆に検査のため行くことを利用して、海難審判所への出頭日を6月21日にしてもらったのである。20日が日曜日で、大阪へファイターズの応援に行ったのは運が良かった。なぜならば、20日に雨が降りバウハッチの雨漏れが判明したからである。
その後一度も雨に遭遇しなかったので。もし20日広島へ行っていたら、いつ雨漏れに気付いたか。・・・・・オカザキは「雨漏れするような修理はしていない」と主張し、更に「もし雨漏れがあるならば1か月あれば雨も降るはずで、その時で気づくはずだ」と主張した。・・・・ようするに雨漏れさせたとの主張は嘘だと主張したのである。・・・馬鹿にするな、札幌に住む私が、20日に気付かなければ、その後雨が降った時ヨットにいたのは、3年後である。

(続いて)

本件ヨットの修理はまだ完成していなかったが、被告がわざわざ札幌からくるというのであるから、それまでに工事を終わらせようと考え、原告は、6月16日の完成を目指して工事を進めた。6月16日お昼頃被告は、西宮へやってきた。この時点ではまだ工事が完了していなかったため、被告に対して「今日中に工事は完了する予定ですが、遅くなると思います。」と伝えたところ、被告は、「それならばホテルへ泊まる」と述べた。

(コメント)

いかにも一生懸命工事を進めているイメージを与える。しかし何度も述べたように、午後から作業を中止した。私があっさりと了解しホテルへ行ったように記載している。
事実は、遅くなるとは言わず「できます」と主張し続けたため、猛暑の中待ち続けた事が抜けている。結局「出来ない」と認めたため16時頃ホテルへ行ったのである。
「この時はそれほどの問題はなかったのに」とのイメージ操作である。

工事は、私たちが帰った後大慌てでマストを立てた。裁判では船を6月16日完成させたと主張したが、通常の作業時間以降の完成は、公的には6月16日完成とは言えない。しかも何故私達が帰ると作業を再開し夜間工事をしたのか。

さらに、翌朝現場に行くと、マストは立っていたが、午前中は全く作業せず、船は上架したままであった。私たちは再び熱い車内で完成を待ち続けた。(神戸に車を置いてあった)気が付けば午後3時頃に船は海に降りていた。しかし作業しやすい近くではなく、わざわざ長い桟橋の遠くで作業をしていた。「わけありだろう」と考え、とりあえず今夜泊まるところを確保しようと見に行かなかった。「金地寛幸」が「泊まれるようにしました」と言ってきたのは、18時頃になっていた。

こんな状況でも、裁判になると「6月16日完成させた」と主張した。全くでたらめな会社である。

写真:6月17日18時頃の船首寝室状況。こんな状況なのに裁判では、6月16日完成したと主張した。
65

 

H24.4.27 オカザキヨット準備書面

船台使用料・新西宮YH

被告は7日分として認めているが、10日間使用したものであり、何故7日分として認めているか不明である。・・・・・・実際は6日間とも主張しているところであり、被告の主張が食い違っている。

(コメント)

「10日間使用したものであり」・・・ふざけるな、6日間しか上架しなかった事はすでにバレている。オカザキヨット嘘をつくな。予備日を1日見て、7日としたのである。もともと修理が完成していないのであるから全額認める必要はない。私の恩情に対して、なにを文句いっているのか。
10日間上架したと嘘をつきながら、被告の主張が食い違っていると主張。この図々しさ。
 

H24.8.31 尼崎地裁「金地寛幸」陳述書

被告は、船台使用料が7日ぶんであるという主張をしておりますが、2年も前の話ですから、正確には10日分だったかの記憶期ははっきりしませんが、10日分くらいは使用していたはずです。

(コメント)

「10日間使用した」と主張して私に鋭く反論・避難していたのに、その根拠が崩れると言い訳しだした。ようするに「オカザキの反論は、証拠がない」それにも関わらず認めない。

続いて

仮に多少日数が少なかったとしても、実費額の支払いで後に清算するという約定の修理ではありませんから、減額しなければならない話にはならないと思います。

(コメント)

そのとおりである。但し修理が完成して下架した場合だけである。逆に実費精算ではないから、修理が完成せず完全にやり直しになった以上、「私にとって何の利益も得ていない」すなわち、上架費用は全く支払う義務はない。

続いて

逆に日数が増えたとしても、こちらからは請求できないはずですから。実際、上下架については当初見込みより回数がオーバーしていたはずですが、オーバー分の請求はしていません。

(コメント)

「2年も前の話ですから、・・・・記憶期ははっきりしませんが」・・・・回数は多かった。・・・・記憶ははっきりしているではないか。ただし偽証であるが。

嘘だと分かっているが、ハーバーに電話して再確認した。3月に整備のため上架して以降、9月までの間に1回しか上架していないと確認したぞ。上架したなら、請求書を出して反論しろ。(確か確認した時の録音があるはずだ・・・録音失敗したかな?)

オカザキヨット、つぎつぎと嘘をつく体質はどこからくるのか。

 

4.まとめ

オカザキヨット、この嘘で塗り固める体質はどこからくるのか。修理を完成させず下架。全ての修理がやり直した場合、私には上架した事による利益はない。従って上架費用は全て返金すべきである。

 

5.判決

1)平成25年9月17日、尼崎地裁判決

  何の説明もなく却下された。不当であり、上告した。

  (コメント)
修理に多くの問題が発生した。その原因の一部は、上架せず修理を完成させようとしたことにある。上架日数は10日と見積りながら6日しか上架しなかった。完成すれば構わないが、全く修理が完成しないのに、上架費用を全額受け取るのは不法行為である。
  当然大阪高裁へ上告した。


2)平成27年12月18日 大阪高裁判決

控訴人は自ら本件ヨットを福岡まで回航していて、回航費用を現実に負担したわけではない(弁論の全趣旨)。よって、控訴人の回航費用相当額に関する損害の主張は認められない。

(コメント)
裁判で負けるかも知れない。かかった費用全額が認められないかも知れない。だから自分で回航したのである。誰が回航しようと費用はかかる。自分がすべき仕事をなげうって回航したのであるから。しっかり検討した航海計画の作成・札幌~神戸、福岡~札幌間の航空運賃・宿泊費・オイル交換・軽油・食料の積み込み・下関~福岡までの回航費5万円(故障が多いので、玄界灘は専門家に頼んだ)ものお金はかかっているのである。これでも「回航費用を現実に負担したわけではない」と言えるのか。修理のため近所の車屋へ車を転がすのとはわけが違う。どうしてそれを補償してくれないのか。裁判所は被害者を苦しめるためにあるのか。数ある出張の内わずか10万円を認めてくれただけである。オカザキヨットは神戸へ回航したが、修理が全ての完成しなかったため、全くの無駄な回航であった。そのため、オカザキが行った松山~神戸までの回航に対して。私は神戸~松山まで、更に松山~福岡まで回航することになったのである。更に福岡~神戸まで。実にオカザキの4倍の行程を回航したのである。・・・・それでもオカザキに回航費用を返還させない。負担させない。裁判はどうなっているのか。裁判に常識は通用しないのか。

続いて)
証拠(乙49)によれば、控訴人は、本件修理後の補修工事をM社に依頼した際、上下架費用として合計2万9640円を負担したことが認められ、これは、控訴人に生じた本件修理の瑕疵と相当因果関係のある損害に当たると認められる。


(コメント)
判決文にある「補修工事を」の表現。ここに誤審の全てがある。これは「補修工事」をしたのではない。やり直し工事である。「補修工事」ならば、オカザキがやった仕事を利用して直した事になる。それならば追加費用を請求できるだけである。これが従来の趣旨である。しかし完全に上架し直して、全ての工事をやり直したのである。これは解約工事である。オカザキの上架に何の意味もないのである。なぜなら、全ての工事をやり直すはめになったのだから。しかも全く修理していない物も含まれているのである。・・・・しかも見積書にある日数上架せず。そのため高額な修理代を受け取りながら、お粗末な仕事になってしまった責任を裁判所はどう判断しているのか。

ここで計上されている、上下架費用は機械使用料とその人件費の合計である。その他にM社に支払ったヤード使用料1万1850円、ビジター使用料15日分、5万2500円が認められていない。実際は10月に持ち込んで、調査し、修理方法を検討し、翌年の4月末までかかったのである。それにも関わらずそれらの費用は一銭も認められなかった。裁判所は被害者をどこまでも苦しめるのか。
裁判所に言っておく、これは誤審である。

ここで請求しておく。おい「株式会社オカザキヨット」お前に支払ったが、全く無駄になった回航費と上下費用を全て返せ。

 株式会社オカザキヨット裁判(以下オカザキヨット、又はオカザキと称す)

 
(本件は、小豆島の岡崎造船とは一切関係ありません。)

新西宮のオカザキヨットは、主張をころころ変え、でたらめな主張を「金地寛幸」は偽証を繰り返した。

修理を全てやり直したのにも関わらず、大阪高裁はオカザキヨットに支払った工事代金の内、ほんの一部の返還を命じただけであり、驚くべき事に、もし未工事であるならばこれは瑕疵ではないとしてその部分は却下された。全て判例違反であると、最高裁に全額返還を訴えたが却下され、私は訴える手段がなくなった。これは誤審である。大阪高裁の判決が正しいか、いつ同様の(ヨット以外でも)被害にあうかも知れない国民に、問うものである。

 
私はこのブログの準備中に、オカザキヨットの社長が息子に変わった事を知った。新社長になっていきなりこのブログでは気の毒だと思い、会社の対応が変わったか新西宮ヨットハーバーの事務所に新社長を訪ねた。しかし従業員だけしかおらず、新社長は横浜であると言う。
ネットで対応ができると言うので、TV電話で対談した。だが「この件はおやじに任せてある」と主張し話し合いにならない。「なんならおやじを呼びますから、そちらと話しますか」と言われた。私は、前社長に恫喝されていたので、会えば喧嘩になると困るので仕方なく引き上げた。・・・・要するに会社の対応は変わらないと判断し、ブログを立ち上げたのである。
 
 

オカザキヨット不良修理:雨漏れ総集編

1.初めに。

オカザキヨットは、交換したフォアステーが長すぎたため、ステーの締付ができず調整不良となって隔壁を歪めてしまった。そのため、隔壁補強工事が必要になった。しかしオカザキヨットはこれを認めず、逆に私のヨットは「湿気が多い、結露も見られたこれが原因だ」と難癖をつけた。冬でもないのに、6~9月に結露するヨットなど有るわけがない。違いますか。オカザキがそう主張するのであれば、「隔壁歪み編」の前に、今まで各編で説明した雨漏れを総集した「雨漏れ総集編」を発表する事にした。オカザキが起こした雨漏れ、これが湿気が多い原因である。

 

 

1)バウハッチ雨漏れの証拠を残そうと、「金地寛幸」に電話した。
平成26年12月1日提出「金地寛幸」通話反訳書

平成22年8月11日の通話記録

私:あのあれ、ハッチから水漏れ直したの雨漏れ。

金地:えーと、前のハッチ?

 私:前のハッチ。

金地:後ろ、後ろのハッチは終わっていますよ、はい。

 私:あー、すぐ直したのかい。

金地:前のハッチってあのーあれでしょう、交換した方でしょう。

 私:うん交換した方のハッチ

金地:すぐ直しましたよ、次の日いっぺんにあのー、コーキング
   しなおして。
はい、全部。

 私:外さなかったの。

金地:いや外しましたよ。

 私:外して、コーキングしなおして。

金地:そうそう。

金地:うーん、分かりました。

 

2)こんな会話を交わしておきながら、裁判になったら嘘を言い出した。

H24.8.31 尼崎地裁「金地寛幸」陳述書 

雨漏りの主張はよくわかりません。雨漏りのするような修理はしていませんし、この裁判になってからいつの間にか主張されるようになったものですが、ヨットであり、常時屋外に保管されるものであることからすると、引渡しをして1ヶ月くらいの間には雨も降るでしょうから、その時点で雨漏りがするなら判明したはずです。しかしこの裁判で雨漏りの主張が出てくるまで、被告から雨漏れがするという話は聞いていません

(コメント)

6月16日に検査に行き、20日雨漏れ、わずか5日間で雨漏れがばれた・・・・。
どうですか「金地寛幸」のこのずうずうしさ。これを聞いた皆さんは、これでも「金地寛幸」の主張するように雨漏りのするような修理はしていません」バウハッチからの雨漏れは無かったと主張できますか。しかも私は札幌に住んでいます。20日に雨漏りが判明しなければ、次は9月の検査までわかりません。しかし9月に行った時は雨が降らなかった。多分1年経っても分からなかったと思う。それにも関わらず「1ヶ月くらいの間」・・・・・馬鹿にするにもほどがある。

私の見立てでは、コーキングが全くされていなかったと思う。なぜなら少しでもコーキングしてあれば、あれほど激しく漏る分けがない。普通、「ぽとぽと」とか、ひどくとも「ちょろちょろ」ではないですか。

 

2.私の船の湿気対策

前のヨットでは、長期保存した衣料などは、湿気により多少カビ臭かった。だが結露等が起きる事はなかった。しかし、スターンチュウブからの、水滴で、ビルジが溜まるのは気分がよくなかった。長期に渡って寝具だけではなく、衣類も保管しているので、ヨットを買い替えた時、湿気対策をしっかりする事にした。

1)   スタンチューブをP・S・Sシステムにした。
これによりスタンチューブから一切の海水は入らなくなり、ビルジも溜まらなくなった。即ち、湿気の原因がほとんど無くなったという事である。

写真:P・S・Sシステム

PSSシステム 001

 

2)保温と結露防止のため、2液難燃性硬質ウレタンホームを吹付て断熱 
私は、北海道の建築家で、結露対策については詳しい。冬季間ヨットで暮らせるように、寒さ対策として、2液難燃性硬質ウレタンフォームを吹き付けて、可能な限り、断熱化工事をした。吹付箇所は次の通りである。

①海水に接触する船底・船側への吹付
②外気に面する隔壁、保温・結露対策。
③水タンク周りを断熱、タンク底へ湿気が回る事を防ぐ。
➃外気に接する壁を断熱。保温・断熱・継ぎ目からの海水漏れ対策。
写真
断熱化工事 001

オカザキは「他の船よりも湿気が多かった」と主張しているが、これだけ、断熱や結露に注意を払っているヨット、見た事ありますか。私は、他船より確実に結露が少ないと自負しています。
但し火災に対しては不燃ではなく、難燃性(自己消化性)なので、ヨイ子の皆さんはまねしないでください。(ABC商会・インサルパック)


3)水取パックを各ロッカーに入れた。

私は、昨年まで、水取パックは薬剤部分の区切り板まで、水が溜まれば交換するものだと思っていた。しかし、昨年もっと上の方に満水の印が付いている事に気付いた。それほど煩雑に、パックを交換していたのである。当然船は乾燥し結露やカビなど発生のしようがない。

私のヨットは黴臭くない、湿気対策、万全ではないですか。

 

3.オカザキの酷い修理による雨漏れの発生個所。

 

1)  バウハッチからの激しい雨漏れ。

バウハッチから激しい雨漏れがした。しかし、オカザキの「金地寛幸」は裁判で「雨漏れがするような修理はしていない」と主張した。しかし「金地寛幸」や「岡崎社長」は卑劣な男だと気付いていたので、このような主張をするだろうと想定していていたので、証拠を残す為、雨漏れの修理結果を電話で聞きこれを録音した。そのおかげで証明する事ができた。それにしたも卑劣な男である。6月16日検査に行ったが当日の夜中0~2時頃もかなりの雨が降った。(検査をする前の夜中)
当然雨漏れはしていただろう。その時気づかなかったが、後日マストを倒して置いてあった台の箱が濡れていたことに気付き、気象台の過去天気を調べて判明した。
確かに当日船台にあった船に書類を取りに入った時、ただ暑いだけではなく、湿気でむんむんしていたのを思い出した。その時は自分の汗のせいだと思っていた。

写真:台の箱が濡れている。
ウインデックス拡大 001

湿気が多かったのはオカザキヨット、お前のせいだぞ、違うなら反論してみろ。

詳しくは「バウハッチ編」で。

 

2)  船首アンカー収納庫にある作業口から、雨水が侵入。

オカザキが修理した後、船首寝室の船底に水が溜まりだした。船速センサーからの海水漏れかと思い、何度も耐水グリスを塗って経過を見たが、しばらくして船へ行って見ると、やはり溜まっていた。何度もグリスを塗りきつく締めたが改善しなかった。しかしM社が修理してからはピタリと浸水が止まった。
なぜ浸水が止まったかはあまり気にせずにいたが、沖縄クルージングで舷灯が良く切れるので点検のため、アンカーロッカーの点検口を開けた。しかし、コーキングされているのでなかなか開ける事が出来ない。(強引にすれば、蓋が割れる)
この時、平成22年9月5日検査の時、蓋は簡単に開いた事を思い出した。すなわちオカザキはコーキングせず、蓋をしたのである。

この点検口の真上には、アンカーローラーがある。これは全く雨どいと同じである。雨が降ればこの樋から、点検口に雨水が降りそそぐ。点検口の蓋がコーキングされていなければ、当然たくさんの雨水が入る。航海中だと海水が侵入する。

写真:⑤コーキングしないため雨水が侵入した跡が歴然。

 改め口雨漏れ 001

湿気が多かったのはオカザキヨット、お前のせいだぞ、違うなら反論してみろ。

詳しくは「パルピット編」で

 

3)  スタンション・ゲートスタンションからの雨漏れ。

オカザキは、スタンションやゲートスタンションを交換したが、そのさいコーキングを充分せず、締め付けも不足であった。

コーキングについては、私がコーキングがはみ出して汚いと主張した事を利用して、「はみ出すほどコーキングしているので、あまもれなどしない」と主張したが、汚くはみ出していたのは、補強金物とスタンションの一部分だけで、スタンションは、コーキング不足であり、スタンション全周にはみ出すほどコーキングはされていなかった。

締付けに関しては、適合しないサイズの大きなナットを使っており、しっかりと締付けられていなかった事は、M社の調査・修理結果報告書でも明らかである。多分強く締め付けるとネジ山が壊れたことだろう。(スタンション編参照)

ほぼすべてのスタンションから雨漏れの痕跡があったが、特にひどかったのは、フェンダーを下げていた左舷側に集中していた。これは明らかに締付が弱かった証拠である。

写真:②左舷スタンションからの雨漏れ痕跡。

コーキング不足 001
 

湿気が多かったのはオカザキヨット、お前のせいだぞ、違うなら反論してみろ。

詳しくは「スタンション・ゲートスタンション編」で

 

4.まとめ

私は、隔壁が歪んだ原因を、裁判でも認められたフォアステーが長すぎたことに起因するステーの調整と主張しているが、オカザキヨットは、私のヨットは湿気が多いとし、湿気のせいにした。しかしこれを読めば私はしっかりと湿気対策をしており、オカザキの出鱈目な修理がその原因であると理解できたと思います。

私のステー説、オカザキの湿気説、いずれをとっても、原因はオカザキヨットにある。

雨漏れで、オカザキヨットとトラブルを起こして裁判している人、本件の反訳書を使って、オカザキは平気で嘘をつく事を証明してはどうですか。

 

5.判 決

雨漏れ編は、各編に付属した物を「まとめ編」として総集した物であり、この編自体の判決はない。


 

「オカザキヨット不良工事」次は、「隔壁の歪み編」を予定しています。

 株式会社オカザキヨット裁判(以下オカザキヨット、又はオカザキと称す)

 
(本件は、小豆島の岡崎造船とは一切関係ありません。)

新西宮のオカザキヨットは、主張をころころ変え、でたらめな主張を「金地寛幸」は偽証を繰り返した。

修理を全てやり直したのにも関わらず、大阪高裁はオカザキヨットに支払った工事代金の内、ほんの一部の返還を命じただけであり、驚くべき事に、もし未工事であるならばこれは瑕疵ではないとしてその部分は却下された。全て判例違反であると、最高裁に全額返還を訴えたが却下され、私は訴える手段がなくなった。これは誤審である。大阪高裁の判決が正しいか、いつ同様の(ヨット以外でも)被害にあうかも知れない国民に、問うものである。

 
私はこのブログの準備中に、オカザキヨットの社長が息子に変わった事を知った。新社長になっていきなりこのブログでは気の毒だと思い、会社の対応が変わったか新西宮ヨットハーバーの事務所に新社長を訪ねた。しかし従業員だけしかおらず、新社長は横浜であると言う。
ネットで対応ができると言うので、TV電話で対談した。だが「この件はおやじに任せてある」と主張し話し合いにならない。「なんならおやじを呼びますから、そちらと話しますか」と言われた。私は、前社長に恫喝されていたので、会えば喧嘩になると困るので仕方なく引き上げた。・・・・要するに会社の対応は変わらないと判断し、ブログを立ち上げたのである。
 
 

オカザキヨット不良修理:マスト倒立編

1.初めに。

平成22年4月6日、私は四国松山沖で、夜中漁船に衝突した。この修理をオカザキヨットに依頼した。保険手続きをオカザキに依頼したところ、その内容も見せずに保険請求をしてしまった。しかし、高額な保険金を手にいれたにもかかわらず、その修理内容は全くでたらめであった。請負金額が高額ならば、施主もその金額に見合う修理を求めるものである。従って「その金額に相応しくない修理、これは瑕疵である」とされている。

2.オカザキヨットの不可解な行動

オカザキヨットは、マストを倒さねば修理できないとして、不要なマスト倒立工事を見積に入れ、まんまと保険金を手に入れた。しかしマストを倒し、再び立てたが、それは立てただけで、ステーの調整もせず放置された。必修であるターンバックルの緩み止めもされていない。当然割ピン保護テープも巻いていない。

平成22年6月16日11時頃、完成検査に行ったところ、マストは横たわっていた。ヨットのそばには、5tonクレーンが置いてあったが、運転手はいなかった。職人はライフラインを付けていた。ところが午後になっても全く立てようとしない。職人も来ない。怪しく感じた私は、しつこく待っていた。そのうちクレーンは、他のヨットのマストを立てに行ってしまい、二度と戻ってこなかった。職人も来ず16時頃になっても立てないので、オカザキヨットの「金地寛幸」を問い詰めたところ、しぶしぶ工事は出来ないと認めたので、船泊の予定をやめ、ホテルへ行った。

修理代は既に保険金で受け取っている。数時間あればマストを立てヨットを浮べ、我々を宿泊させる事ができるのにである。だがマストは、夜るこっそりと立て完成を主張した。どういう事か皆さんはどう思いますか。

写真:新艇の時M社が行ったマスト立て、簡単にあっという間に立ち上がり、1時間後には、ターンバックルの調整も完了。後はターンバックルに割ピンをいれるだけでした。こんなに簡単に終わる工事です。もっとも時間がかかりすぎたら危険でしょうがない。これでオカザキは23万円かかるそうです。誰でも高額だとわかりますね。
マスト倒立M社 001


2.マスト倒立工事施工費

1)クレーン代

オカザキ  見積  230,000円

M 社   見積   57,500円

私は仕事で良くクレーンを発注していた。だからM社の見積もりが妥当だとわかる。オカザキは4倍ものクレーン代請求である。これを見た私はオカザキヨット社長を問い詰めたが「保険用である」といったまま、説明しないのである。これを聞いた私は、衝突した漁船の保険会社との交渉用かと勘違いし、そちらの方は保険会社同士が話せばよいと考えた。これが間違いの元で、オカザキはまんまと満額の保険金を手にいれた。

 

2)マスト倒立作業費

オカザキ  見積  400,200円

M 社   見積  165,600円

オカザキは3倍もの保険金を手に入れてどのような倒立工事をおこなったか。

 

2.M社の調査・修理結果報告書

 

3.マスト立てに伴う不良工事。

マストは、見積初めの項目であったが、後にしたなぜなら、様々な問題を列記しなければならないので、その列記が正しいか読む人に事前に知って欲しいからである。

1)  フォアステーがゆるゆるであった。

h27.5.28 大阪高裁「金地寛幸」陳述書

・・・元々のステーの長さを測り、その長さでステーを作成するという作業ですから、フォアステーが長すぎて、フォア・バックステーが緩くなり、サイドステーを強く張るという事はありえません。

(コメント)

高裁では更にでたらめな主張を押し通そうとしている。フォアステーはジブファーラーのドラム位置を上げるため、ロングトグルリンクルという、板金物に付いている。この金物を「金地寛幸」は使用するとは知らず、捨てたと証言している。(オカザキヨットの知識はこの程度)さすれば、前のフォアステーと同じ長さの物を作れば、金物の分だけ短くて取り付くわけがない。尼崎地裁では、「そうと知らずにマストトップから、船首金物までぎりぎりに測った」と証言している。

何も知らない人は、これを「金地寛幸」の勘違いと思うかも知れない。しかしそうではない。既にでたらめであると証明された事を、再度取り上げ、他の物への質問を封じるための作戦である。

詳しくは

オカザキヨット不良工事:フォアスティー・ジブファーラー編で投稿済み

ゆるゆるであったことは、裁判でも認められた。

2)  バックスティーもゆるゆるであった。
 フォアスティーが緩ければ当然である。


3)  サイドは、以前よりきつく締められていたので、隔壁が歪んだ。

前後のワイヤーがゆるゆるならば、船体が横に膨らむ力が弱くなる。従ってマストを固定しようとすると、後はサイドを以前より強く締付けねばマストはぐらぐらになる。これが理屈である。

4)  各スティーのターンバックルには、緩み止めの割ピン等が付けられていなかった。
全く常識を無視した修理である。

5)  アンテナ線は倒した時、外したまま接続しなかった。

接続しなかった証拠があるにもかからず、証拠もなしにあくまで接続したと主張する厚かましさ。(オカザキヨット不良工事:アンテナ編で投稿済み)

6)  風向風速計のケーブルは、倒すため切断したので、再び接続したが接続不良のため故障した。
「取り付けた時は作動した」と主張した。当然だろう。しかし出航する時は既に接続部分が抜け落ちていたが、不良工事を認めようとしない。

オカザキヨット不良工事:風向風速計編で投稿済み

7)  風向風速計が故障したため、自動操舵の情報が変わり、危うく貨物船に衝突する処であった。
見張りについていた妻が「船が衝突する」というのであわてて甲板にでると、船の向きが変わっていた。あやうく悪夢の再来になるところであった。

8)  その倒立費用は極めて高額であった。

 

これらはいずれも、マストを倒さねば起きなかったクレームである。私はオカザキヨットが不要な保険金を受け取るための犠牲になった。

 

4.マスト倒立工事

この程度の工事でマストの倒立工事などあり得ない・・・・。私は、M社の見積書を見ていて、マスト倒立工事が見積もられていない事に気付いた。
聞くと、この程度の工事でマストの倒立は必要ないとして見積もらなかったそうである。

「舵」等を読んでみると、確かにジブファーラーの交換等、素人でもマストに登って交換している。

〇 オカザキヨットの主張

H24.8.31 尼崎地裁「金地寛幸」陳述書

➃ マスト脱着・クレーン費用

被告からは、マストを倒す必要はなかったという主張がありますが、フォアスティーやウインデックスなどの交換があり、マストトップの作業が必要ですから、通常はマストを倒しての作業となります。保険会社もマストを倒しての作業が必要であることは認めてあります。

(コメント)

こんなこと全くのでたらめであることは、ヨットマンなら誰でも知っていることです。「通常はマストを倒しての作業となります」ほんまかいな。・・・・「金地寛幸」私に頼まれて、マストに何度も職人を登らせたではないか。

又、ウインデックスは交換しなかった。フォアスティーは長すぎた、風速計センサー故障のため、2度もマストに登る事になった。「金地寛幸」がおこなったマスト脱着作業、クレームを増やしただけで、結局は全てやり直し。
正しく立てる能力もないのに、何のために不要なマスト倒立をする必要があったのか・・・「全て保険金目当てである」と考えるのが当然である。・・・・・私は犠牲になった。
 

5.ターンバックルの緩み止めがされていない。

各ステーのターンバックル8個は、全く緩み止めがされていなかった。こんな状況では、6月神戸へ行った時、完成検査など出来る分けが無い。しかしオカザキは、6月16日に完成したと主張した。結局6月19日にはかねて頼んであったスクリュー改造の試験運転を行っただけである。オカザキはマストだけではなく、ジブファーラーも完成していないにも関わらず、この時「完成検査を受け何の問題も言われなかった」と主張した。当然だろう。スクリューの性能検査なのだから。完成検査はセールを付けてから受けろ。

写真:バックステーもターンバックル。緩み止めがない。
ターンバックル限界 001

写真:シュトラウド(サイドステー)。緩み止めがない。
割ピン小さい 001
ターンバックルに付いている割ピン。全く小さくて写真では判断しにくい。当然ターンバックルの胴に割ピンがかからず、緩み止めになっていない。これでは緩み止めではなく抜け落ち止めである。「ヨット」という言葉を入れて株式会社オカザキヨットと称していますが、その技術の幼稚さ、全くヨットの事を知らない会社なんですね。

 

6.シュトラウド(サイドステー)を締めすぎて隔壁を歪めた。

〇 オカザキヨットの主張

H23.3.28 オカザキ準備書面1

被告は、サイドステーの締めすぎにより船体が歪んで寝室ドア等が閉まらなくなったと主張しているが、本件ヨットを引き渡す前に、原告が確認した際は問題なくドアは閉まっていた。ドアが閉まらないとすれば、それは湿気により木材が膨張したためではないかと思われる。なぜなら、本件ヨットは、修理の際も結露が見られ、喚起のいいほうではないように思われたからである。

(コメント)

湿気のせいにしたか。それなら方々から雨漏れをさせたオカザキのせいだろう。雨漏れの件は、バウハッチの時もでてくるが、これはこの「マスト編」の次に、今までの雨漏れの原因を纏める。

 私は事故後、船首寝室のドアが開閉で来た事は確認している。

なぜならば、このドアを閉めなければ、ロッカーの扉が開けず、船を降りるための荷物が出せないからである。「金地寛幸」もドアの開閉が出来た事は認めている。

 6月16日検査で新西宮ヨットハーバーへ行ったとき。

船が未完成で検査をしなかった。私の船は、当時クーラーが付いていなかった。従って6月の時は暑さのため、ドアは明け放されていたので、この時ドアが既に開閉できなかったかは分らない。

但し、隔壁と直角に付いている、トイレのドアは問題なく開閉できた。隙間がどれだけあったかは不明だが。

9月5日の検査時。

私は建築屋である。だから検査というと無意識にドアを開閉する。この時、ドアの開閉が出来ない事が分かった。トイレのドアはまだ開閉で来た。検査が終わり夕方ホテルに帰ると「金地寛幸」から電話がかかってきた。この時ドアが開閉できないので見てくれと伝えた。ところがこのことについてオカザキは「裁判になってからいつのまにか言い出した」と主張を始めた。全くの大嘘である。

写真:オカザキが直そうとしないので、こちらで直そうとして送った見積である。「ドアの補修項目」がある。私は、9月5日以降、10月16日まで神戸へ行っていない。即ち9月5日の検査で見つけなければ、9月30日に見積書を書ける分けがない。・・・・「金地寛幸」偽証するな。

 9月再修理見積書 001

この見積書紛失して困っていたが、オカザキが提出してくれて良かった。感謝。

 

10月17日、強引に引き取り福岡へ回航したとき。

R社の指摘があったので、10月16日、新西に着くなり、すぐドアを調査した。もちろん船首寝室のドアは、開閉できない。更に驚いた事に、前回開閉できていた、WCのドアも開閉困難になっていた。歪みが進行しているのである。・・・明らかですね。

早く、M社に証拠を取集させて直そうと10月17日福岡へ回航した。

(コメント)

検査4日後の9月9日、修理の件で「金地寛幸」に電話をしたが、やり直す気が全くない。もう「金地寛幸」相手ではだめだと感じた。M社には「持ってくれば修理してあげます」と言われていた。そのため福岡へ回航し修理する事を考えたのである。

実は、このドアが開閉できないのは、隔壁の歪みだと気付いた私は、これを調査し直してもらおうと、9月13日新西のヨット仲間に、修理業者を紹介してくれるようお願いした。しかし、新西でオカザキのやった修理を引き継ぐ業者はいないだろうと断られた。だが私は、以前このヨットマンに紹介された、場外のR社を無理やり紹介してもらい、承諾してもらった。しかし2日後詳しい打合せをしようと電話すると、やはり修理はできないと断られてしまった。この時「もし船体が歪んでいるのならば、早く直さないと癖になり元に戻らなくなる」と言われ、福岡への回航を急いだのである。

 

H27.9.27 大阪高裁「金地寛幸」の証言

護士:ステーを張りすぎて、強く締めすぎて、船体がゆがむということは
    あり得るんでしょうか。

金 地:強く張りすぎた場合はあります。

弁護士:オカザキヨットで修理をした際に、ステーを張りすぎたという事実は
    ありますか。

金 地:ステーは適正に張っております。

(コメント)

調査・修理結果報告書でフォアステーが緩かったと指摘され。判決でも認められた。

なにをでたらめな証言をしているのか。フォアステーが長すぎて、ターンバックルはもう回転しない状態まで締付けられているのに、ステーはまだゆるゆるであった。

 

7.オカザキヨットはマストの立て方を知らない。

H23.8.25 オカザキ準備書面4

(オカザキヨット、マストの立て方説明)
・・・・ジブファーラーは、フォアステーに巻きつけられるような形で取付けるものであるから、一体のもの(=セットで購入するもの)である。

(コメント)

「=セットで購入するもの」こんなことは、嘘であることは、ヨットマンなら誰でも知っていることである。注文書もフォアステーを注文していないではないか。


(続いて)

これらをどのように組み立てるかというと、

ⅰ マストを真っすぐ立てる(マストの高さは決まっており調整は不可)

ⅱ マストがまっすぐ立っている状態であることを確認しながら、船首側の
  フォアステー(ワイヤー)と船尾側のバックステー(ワイヤー)を張る。

ⅲ フォアステーとバックステーが張れたら、フォアステー(ワイヤー)にジブ
  ファーラー(フォアステーに巻きつけて帆を収納するタイプ)を取り付ける。

  ・・・・・という流れになる。

 

コメント)

オカザキヨット、おかしいだろう。オカザキが付けたフォアステーは、ターンバックルが付いていない。従ってマストを前方に倒さなければフォアステーを付けることは出来ないだろう。ましてマストを真っすぐ立てながら・・・。もうすでに立てる前からフォアステーの長さが決っているではないか。マストが真っすぐ立っている状態を確認しながら、バックステーを調整できる分けがない。マストを真っすぐ立てた状態でフォアステー取り付くならば、フォアステーは長すぎ普通後ろへ倒れてゆくだろう。だからバックステーターンバックルの長さが不足した。それならジブファーラーがゆるゆるで、ゆらゆらとゆれていたことも納得がゆく。(ターンバックルを大きな物に付け替えるとバックステーもそのぶん切り詰める必要がある)

オカザキヨットの知識はこの程度である。

 

7.まとめ

9月5日私が、ドアが閉まらなくなっていると伝え、調べるように指示した時、すぐにステーを緩めれば、少なくともWCの壁まで歪むことはなかった。オカザキは故意にクレームを放置した。それは、他の部分も放置されたことからも明らかである。オカザキは、無線機を結線することだけ指示を受けたとしている。その時ポールカバーが壊れている事を知りこれを直して修理を完成させたと主張した。だがこれも全くの嘘である。まずポールカバーは、6月初めての検査で既に外されたままで、洗面所に放置されていた。9月5日には無かった。即ち少なくとも9月5日以前から修理に出されている。「金地寛幸」がやったとする無線機の接続は私がやった。表のアンテナ線は、オカザキがやるべきなので「金地寛幸」になおすよう伝えた。だが直さなかった。即ち、全く最後の仕上げをせず、私の指摘を無視したのである。

マストの倒立をしなければ、このような被害は出なかった。それにも関わらず、工事に問題はないと主張するオカザキヨットは異常である。

 

8.判決

1)尼崎地方裁判所判決

  判決理由もなく却下されたため、上告した。

2)大阪高等裁判所
  後日精査してから掲載します。

 

「オカザキヨット不良工事」次は、「隔壁の歪み編」を予定していまが、その前に、オカザキが主張する「湿気説」その原因「雨漏れとりまとめ編」を投稿します。

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