jinnsei-okinaのblog

多趣味な男です。人のやっていることを見ると、なんでもやりたくなる。最後の趣味がヨット。趣味で忙しすぎて、これ以上増やせば仕事をしている時間がなくなると思い、避けていましたが、50代の時、会社で干されたのをチャンスに一級船舶免許を習得。免許習得とともに、カタリナ320を購入、翌年着岸も満足にできないのに日本一周などしてしまいました。2度のリストラをかいくぐり(石油ショック・バブル)ついでに自分で会社まで作ってしまいました。この間二つの会社から給与をいただき、無事定年退職。現在は「農業+カタリナ350」で自由気ままな人生を送っています。

タグ:日本小型船舶検査機構裁判

 株式会社オカザキヨット裁判(以下オカザキヨット、又はオカザキと称す)

 
(本件は、小豆島の岡崎造船とは一切関係ありません。)

新西宮のオカザキヨットは、主張をころころ変え、でたらめな主張を「金地寛幸」は偽証を繰り返した。

修理を全てやり直したのにも関わらず、大阪高裁はオカザキヨットに支払った工事代金の内、ほんの一部の返還を命じただけであり、驚くべき事に、もし未工事であるならばこれは瑕疵ではないとしてその部分は却下された。全て判例違反であると、最高裁に全額返還を訴えたが却下され、私は訴える手段がなくなった。これは誤審である。大阪高裁の判決が正しいか、いつ同様の(ヨット以外でも)被害にあうかも知れない国民に、問うものである。

 
私はこのブログの準備中に、オカザキヨットの社長が息子に変わった事を知った。新社長になっていきなりこのブログでは気の毒だと思い、会社の対応が変わったか新西宮ヨットハーバーの事務所に新社長を訪ねた。しかし従業員だけしかおらず、新社長は横浜であると言う。
ネットで対応ができると言うので、TV電話で対談した。だが「この件はおやじに任せてある」と主張し話し合いにならない。「なんならおやじを呼びますから、そちらと話しますか」と言われた。私は、前社長に恫喝されていたので、会えば喧嘩になると困るので仕方なく引き上げた。・・・・要するに会社の対応は変わらないと判断し、ブログを立ち上げたのである。
 
 

オカザキヨット不良修理:マスト倒立編

1.初めに。

平成22年4月6日、私は四国松山沖で、夜中漁船に衝突した。この修理をオカザキヨットに依頼した。保険手続きをオカザキに依頼したところ、その内容も見せずに保険請求をしてしまった。しかし、高額な保険金を手にいれたにもかかわらず、その修理内容は全くでたらめであった。請負金額が高額ならば、施主もその金額に見合う修理を求めるものである。従って「その金額に相応しくない修理、これは瑕疵である」とされている。

2.オカザキヨットの不可解な行動

オカザキヨットは、マストを倒さねば修理できないとして、不要なマスト倒立工事を見積に入れ、まんまと保険金を手に入れた。しかしマストを倒し、再び立てたが、それは立てただけで、ステーの調整もせず放置された。必修であるターンバックルの緩み止めもされていない。当然割ピン保護テープも巻いていない。

平成22年6月16日11時頃、完成検査に行ったところ、マストは横たわっていた。ヨットのそばには、5tonクレーンが置いてあったが、運転手はいなかった。職人はライフラインを付けていた。ところが午後になっても全く立てようとしない。職人も来ない。怪しく感じた私は、しつこく待っていた。そのうちクレーンは、他のヨットのマストを立てに行ってしまい、二度と戻ってこなかった。職人も来ず16時頃になっても立てないので、オカザキヨットの「金地寛幸」を問い詰めたところ、しぶしぶ工事は出来ないと認めたので、船泊の予定をやめ、ホテルへ行った。

修理代は既に保険金で受け取っている。数時間あればマストを立てヨットを浮べ、我々を宿泊させる事ができるのにである。だがマストは、夜るこっそりと立て完成を主張した。どういう事か皆さんはどう思いますか。

写真:新艇の時M社が行ったマスト立て、簡単にあっという間に立ち上がり、1時間後には、ターンバックルの調整も完了。後はターンバックルに割ピンをいれるだけでした。こんなに簡単に終わる工事です。もっとも時間がかかりすぎたら危険でしょうがない。これでオカザキは23万円かかるそうです。誰でも高額だとわかりますね。
マスト倒立M社 001


2.マスト倒立工事施工費

1)クレーン代

オカザキ  見積  230,000円

M 社   見積   57,500円

私は仕事で良くクレーンを発注していた。だからM社の見積もりが妥当だとわかる。オカザキは4倍ものクレーン代請求である。これを見た私はオカザキヨット社長を問い詰めたが「保険用である」といったまま、説明しないのである。これを聞いた私は、衝突した漁船の保険会社との交渉用かと勘違いし、そちらの方は保険会社同士が話せばよいと考えた。これが間違いの元で、オカザキはまんまと満額の保険金を手にいれた。

 

2)マスト倒立作業費

オカザキ  見積  400,200円

M 社   見積  165,600円

オカザキは3倍もの保険金を手に入れてどのような倒立工事をおこなったか。

 

2.M社の調査・修理結果報告書

 

3.マスト立てに伴う不良工事。

マストは、見積初めの項目であったが、後にしたなぜなら、様々な問題を列記しなければならないので、その列記が正しいか読む人に事前に知って欲しいからである。

1)  フォアステーがゆるゆるであった。

h27.5.28 大阪高裁「金地寛幸」陳述書

・・・元々のステーの長さを測り、その長さでステーを作成するという作業ですから、フォアステーが長すぎて、フォア・バックステーが緩くなり、サイドステーを強く張るという事はありえません。

(コメント)

高裁では更にでたらめな主張を押し通そうとしている。フォアステーはジブファーラーのドラム位置を上げるため、ロングトグルリンクルという、板金物に付いている。この金物を「金地寛幸」は使用するとは知らず、捨てたと証言している。(オカザキヨットの知識はこの程度)さすれば、前のフォアステーと同じ長さの物を作れば、金物の分だけ短くて取り付くわけがない。尼崎地裁では、「そうと知らずにマストトップから、船首金物までぎりぎりに測った」と証言している。

何も知らない人は、これを「金地寛幸」の勘違いと思うかも知れない。しかしそうではない。既にでたらめであると証明された事を、再度取り上げ、他の物への質問を封じるための作戦である。

詳しくは

オカザキヨット不良工事:フォアスティー・ジブファーラー編で投稿済み

ゆるゆるであったことは、裁判でも認められた。

2)  バックスティーもゆるゆるであった。
 フォアスティーが緩ければ当然である。


3)  サイドは、以前よりきつく締められていたので、隔壁が歪んだ。

前後のワイヤーがゆるゆるならば、船体が横に膨らむ力が弱くなる。従ってマストを固定しようとすると、後はサイドを以前より強く締付けねばマストはぐらぐらになる。これが理屈である。

4)  各スティーのターンバックルには、緩み止めの割ピン等が付けられていなかった。
全く常識を無視した修理である。

5)  アンテナ線は倒した時、外したまま接続しなかった。

接続しなかった証拠があるにもかからず、証拠もなしにあくまで接続したと主張する厚かましさ。(オカザキヨット不良工事:アンテナ編で投稿済み)

6)  風向風速計のケーブルは、倒すため切断したので、再び接続したが接続不良のため故障した。
「取り付けた時は作動した」と主張した。当然だろう。しかし出航する時は既に接続部分が抜け落ちていたが、不良工事を認めようとしない。

オカザキヨット不良工事:風向風速計編で投稿済み

7)  風向風速計が故障したため、自動操舵の情報が変わり、危うく貨物船に衝突する処であった。
見張りについていた妻が「船が衝突する」というのであわてて甲板にでると、船の向きが変わっていた。あやうく悪夢の再来になるところであった。

8)  その倒立費用は極めて高額であった。

 

これらはいずれも、マストを倒さねば起きなかったクレームである。私はオカザキヨットが不要な保険金を受け取るための犠牲になった。

 

4.マスト倒立工事

この程度の工事でマストの倒立工事などあり得ない・・・・。私は、M社の見積書を見ていて、マスト倒立工事が見積もられていない事に気付いた。
聞くと、この程度の工事でマストの倒立は必要ないとして見積もらなかったそうである。

「舵」等を読んでみると、確かにジブファーラーの交換等、素人でもマストに登って交換している。

〇 オカザキヨットの主張

H24.8.31 尼崎地裁「金地寛幸」陳述書

➃ マスト脱着・クレーン費用

被告からは、マストを倒す必要はなかったという主張がありますが、フォアスティーやウインデックスなどの交換があり、マストトップの作業が必要ですから、通常はマストを倒しての作業となります。保険会社もマストを倒しての作業が必要であることは認めてあります。

(コメント)

こんなこと全くのでたらめであることは、ヨットマンなら誰でも知っていることです。「通常はマストを倒しての作業となります」ほんまかいな。・・・・「金地寛幸」私に頼まれて、マストに何度も職人を登らせたではないか。

又、ウインデックスは交換しなかった。フォアスティーは長すぎた、風速計センサー故障のため、2度もマストに登る事になった。「金地寛幸」がおこなったマスト脱着作業、クレームを増やしただけで、結局は全てやり直し。
正しく立てる能力もないのに、何のために不要なマスト倒立をする必要があったのか・・・「全て保険金目当てである」と考えるのが当然である。・・・・・私は犠牲になった。
 

5.ターンバックルの緩み止めがされていない。

各ステーのターンバックル8個は、全く緩み止めがされていなかった。こんな状況では、6月神戸へ行った時、完成検査など出来る分けが無い。しかしオカザキは、6月16日に完成したと主張した。結局6月19日にはかねて頼んであったスクリュー改造の試験運転を行っただけである。オカザキはマストだけではなく、ジブファーラーも完成していないにも関わらず、この時「完成検査を受け何の問題も言われなかった」と主張した。当然だろう。スクリューの性能検査なのだから。完成検査はセールを付けてから受けろ。

写真:バックステーもターンバックル。緩み止めがない。
ターンバックル限界 001

写真:シュトラウド(サイドステー)。緩み止めがない。
割ピン小さい 001
ターンバックルに付いている割ピン。全く小さくて写真では判断しにくい。当然ターンバックルの胴に割ピンがかからず、緩み止めになっていない。これでは緩み止めではなく抜け落ち止めである。「ヨット」という言葉を入れて株式会社オカザキヨットと称していますが、その技術の幼稚さ、全くヨットの事を知らない会社なんですね。

 

6.シュトラウド(サイドステー)を締めすぎて隔壁を歪めた。

〇 オカザキヨットの主張

H23.3.28 オカザキ準備書面1

被告は、サイドステーの締めすぎにより船体が歪んで寝室ドア等が閉まらなくなったと主張しているが、本件ヨットを引き渡す前に、原告が確認した際は問題なくドアは閉まっていた。ドアが閉まらないとすれば、それは湿気により木材が膨張したためではないかと思われる。なぜなら、本件ヨットは、修理の際も結露が見られ、喚起のいいほうではないように思われたからである。

(コメント)

湿気のせいにしたか。それなら方々から雨漏れをさせたオカザキのせいだろう。雨漏れの件は、バウハッチの時もでてくるが、これはこの「マスト編」の次に、今までの雨漏れの原因を纏める。

 私は事故後、船首寝室のドアが開閉で来た事は確認している。

なぜならば、このドアを閉めなければ、ロッカーの扉が開けず、船を降りるための荷物が出せないからである。「金地寛幸」もドアの開閉が出来た事は認めている。

 6月16日検査で新西宮ヨットハーバーへ行ったとき。

船が未完成で検査をしなかった。私の船は、当時クーラーが付いていなかった。従って6月の時は暑さのため、ドアは明け放されていたので、この時ドアが既に開閉できなかったかは分らない。

但し、隔壁と直角に付いている、トイレのドアは問題なく開閉できた。隙間がどれだけあったかは不明だが。

9月5日の検査時。

私は建築屋である。だから検査というと無意識にドアを開閉する。この時、ドアの開閉が出来ない事が分かった。トイレのドアはまだ開閉で来た。検査が終わり夕方ホテルに帰ると「金地寛幸」から電話がかかってきた。この時ドアが開閉できないので見てくれと伝えた。ところがこのことについてオカザキは「裁判になってからいつのまにか言い出した」と主張を始めた。全くの大嘘である。

写真:オカザキが直そうとしないので、こちらで直そうとして送った見積である。「ドアの補修項目」がある。私は、9月5日以降、10月16日まで神戸へ行っていない。即ち9月5日の検査で見つけなければ、9月30日に見積書を書ける分けがない。・・・・「金地寛幸」偽証するな。

 9月再修理見積書 001

この見積書紛失して困っていたが、オカザキが提出してくれて良かった。感謝。

 

10月17日、強引に引き取り福岡へ回航したとき。

R社の指摘があったので、10月16日、新西に着くなり、すぐドアを調査した。もちろん船首寝室のドアは、開閉できない。更に驚いた事に、前回開閉できていた、WCのドアも開閉困難になっていた。歪みが進行しているのである。・・・明らかですね。

早く、M社に証拠を取集させて直そうと10月17日福岡へ回航した。

(コメント)

検査4日後の9月9日、修理の件で「金地寛幸」に電話をしたが、やり直す気が全くない。もう「金地寛幸」相手ではだめだと感じた。M社には「持ってくれば修理してあげます」と言われていた。そのため福岡へ回航し修理する事を考えたのである。

実は、このドアが開閉できないのは、隔壁の歪みだと気付いた私は、これを調査し直してもらおうと、9月13日新西のヨット仲間に、修理業者を紹介してくれるようお願いした。しかし、新西でオカザキのやった修理を引き継ぐ業者はいないだろうと断られた。だが私は、以前このヨットマンに紹介された、場外のR社を無理やり紹介してもらい、承諾してもらった。しかし2日後詳しい打合せをしようと電話すると、やはり修理はできないと断られてしまった。この時「もし船体が歪んでいるのならば、早く直さないと癖になり元に戻らなくなる」と言われ、福岡への回航を急いだのである。

 

H27.9.27 大阪高裁「金地寛幸」の証言

護士:ステーを張りすぎて、強く締めすぎて、船体がゆがむということは
    あり得るんでしょうか。

金 地:強く張りすぎた場合はあります。

弁護士:オカザキヨットで修理をした際に、ステーを張りすぎたという事実は
    ありますか。

金 地:ステーは適正に張っております。

(コメント)

調査・修理結果報告書でフォアステーが緩かったと指摘され。判決でも認められた。

なにをでたらめな証言をしているのか。フォアステーが長すぎて、ターンバックルはもう回転しない状態まで締付けられているのに、ステーはまだゆるゆるであった。

 

7.オカザキヨットはマストの立て方を知らない。

H23.8.25 オカザキ準備書面4

(オカザキヨット、マストの立て方説明)
・・・・ジブファーラーは、フォアステーに巻きつけられるような形で取付けるものであるから、一体のもの(=セットで購入するもの)である。

(コメント)

「=セットで購入するもの」こんなことは、嘘であることは、ヨットマンなら誰でも知っていることである。注文書もフォアステーを注文していないではないか。


(続いて)

これらをどのように組み立てるかというと、

ⅰ マストを真っすぐ立てる(マストの高さは決まっており調整は不可)

ⅱ マストがまっすぐ立っている状態であることを確認しながら、船首側の
  フォアステー(ワイヤー)と船尾側のバックステー(ワイヤー)を張る。

ⅲ フォアステーとバックステーが張れたら、フォアステー(ワイヤー)にジブ
  ファーラー(フォアステーに巻きつけて帆を収納するタイプ)を取り付ける。

  ・・・・・という流れになる。

 

コメント)

オカザキヨット、おかしいだろう。オカザキが付けたフォアステーは、ターンバックルが付いていない。従ってマストを前方に倒さなければフォアステーを付けることは出来ないだろう。ましてマストを真っすぐ立てながら・・・。もうすでに立てる前からフォアステーの長さが決っているではないか。マストが真っすぐ立っている状態を確認しながら、バックステーを調整できる分けがない。マストを真っすぐ立てた状態でフォアステー取り付くならば、フォアステーは長すぎ普通後ろへ倒れてゆくだろう。だからバックステーターンバックルの長さが不足した。それならジブファーラーがゆるゆるで、ゆらゆらとゆれていたことも納得がゆく。(ターンバックルを大きな物に付け替えるとバックステーもそのぶん切り詰める必要がある)

オカザキヨットの知識はこの程度である。

 

7.まとめ

9月5日私が、ドアが閉まらなくなっていると伝え、調べるように指示した時、すぐにステーを緩めれば、少なくともWCの壁まで歪むことはなかった。オカザキは故意にクレームを放置した。それは、他の部分も放置されたことからも明らかである。オカザキは、無線機を結線することだけ指示を受けたとしている。その時ポールカバーが壊れている事を知りこれを直して修理を完成させたと主張した。だがこれも全くの嘘である。まずポールカバーは、6月初めての検査で既に外されたままで、洗面所に放置されていた。9月5日には無かった。即ち少なくとも9月5日以前から修理に出されている。「金地寛幸」がやったとする無線機の接続は私がやった。表のアンテナ線は、オカザキがやるべきなので「金地寛幸」になおすよう伝えた。だが直さなかった。即ち、全く最後の仕上げをせず、私の指摘を無視したのである。

マストの倒立をしなければ、このような被害は出なかった。それにも関わらず、工事に問題はないと主張するオカザキヨットは異常である。

 

8.判決

1)尼崎地方裁判所判決

  判決理由もなく却下されたため、上告した。

2)大阪高等裁判所
  後日精査してから掲載します。

 

「オカザキヨット不良工事」次は、「隔壁の歪み編」を予定していまが、その前に、オカザキが主張する「湿気説」その原因「雨漏れとりまとめ編」を投稿します。

株式会社オカザキヨット裁判(以下オカザキヨット、又はオカザキと称す)

 
(本件は、小豆島の岡崎造船とは一切関係ありません。)

新西宮のオカザキヨットは、主張をころころ変え、でたらめな主張を「金地寛幸」は偽証を繰り返した。

修理を全てやり直したにも関わらず、大阪高裁はオカザキヨットに支払った工事代金の内、ほんの一部の返還を命じただけであり、驚くべき事に、もし未工事であるならばこれは瑕疵ではないとしてその部分は却下された。全て判例違反であると、最高裁に全額返還を訴えたが却下され、私は訴える手段がなくなった。これは誤審である。大阪高裁の判決が正しいか、いつ同様の(ヨット以外でも)被害にあうかも知れない国民に、問うものである。

 
私はこのブログの準備中に、オカザキヨットの社長が息子に変わった事を知った。新社長になっていきなりこのブログでは気の毒だと思い、会社の対応が変わったか新西宮ヨットハーバーの事務所に新社長を訪ねた。しかし従業員だけしかおらず、新社長は横浜であると言う。
ネットで対応ができると言うので、TV電話で対談した。だが「この件はおやじに任せてある」と主張し話し合いにならない。「なんならおやじを呼びますから、そちらと話しますか」と言われた。私は、前社長に恫喝されていたので、会えば喧嘩になると困るので仕方なく引き上げた。・・・・要するに会社の対応は変わらないと判断し、ブログを立ち上げたのである。
 
 


オカザキヨット不良修理  
ンカーローラー編 



1.
アンカーローラー部品


アンカーローラーの損傷は、アンカーローラーの先端が、わずかに曲がっただけだった。再修理したM社からは、板金で簡単に直ると説明を受けた。しかしオカザキヨットは交換するとして保険請求した。この程度で良く交換を認めてくれたものである。

保険会社が撮影した、アンカーローラー写真。先が少しだけ曲がっている。
アンカーローラーまがり 001

2.アンカーローラー取付工事


1)驚くべき保険金額

オカザキヨットは、保険金を181,700円受取ったにも関わらず、修理を完成できなかった。再修理したM社には32,500円支払った。実にオカザキヨットは、5.6倍、即ち5回以上脱着修理する金額を受け取ったのである。それにも関わらずオカザキは修理を完成させなかった。                        

2)アンカーローラー脱着修理のお粗末さ

私が再修理で福岡へ着いたとき、M社の職人がまっており、一番初めに言われた事は「ジブファーラーが曲がっていますね」であった。言われて見るとアンカーローラーも曲がって付いていた。これが曲がっている原因であった。


オカザキヨット修理(左)M社修理の比較写真

アンカーローラー修理前・後 001 


写真(左)で分かるように、その原因は、フォアスティーを止めてある端末の船首プレート(チェーンプレート)が、左舷側に曲がっているからである。このプレートはアンカーローラーの中心を通っている、そのため脱着したアンカーローラーも当然、ずれてしまったのである。

この事実にオカザキヨットが気付かないはずがない。事故状況を調査した時、アンカーローラーの脱着をした時、ジブファーラーの脱着をした時。当然プレートを触って作業したのであるから。

M社は、この船首プレートの曲がりを真っすぐに直した。当然アンカーローラーも正しく付いた。更に、オカザキヨットのコーキングのおそまつさにはあきれた。


3)これに関しオカザキヨットはどう言い逃れを主張したか。


①H23.3.28 オカザキの主張

「曲がっているとすれば元々プレートが曲がっていたということであって、修理の瑕疵ではない」
(コメント)
この主張皆さんは理解できますか。

脱着修理一式で請け負っているのであるから、アンカーローラーやジブファーラーを正しく付けるための修理費は当然全て含まれている。これは1式と見積もっておいて、修理が始まると、あれも入っていない、これも入っていないと追加代金を請求する悪質業者の手口である。これは現在一切認められない主張である。


②H23.12.4 オカザキの主張

「あたかも、船首プレートが左舷に曲がっているのに、それを修理せず、アンカーローラーを設置したため、アンカーローラーも左舷に曲がって取り付けられたかのような印象を受ける。
しかしながら、船首プレートとアンカーローラーは、それぞれ独立しており、何の関連性もないという点である。つまり被告が指摘するような、船首プレートが曲がっているから、アンカーローラーも同様に曲がるという関係にないということである。」

(コメント)
印象ではなくその通りだろう。呆れた主張である。
常識外れの主張で、裁判官をびっくりさせ、だましにかかった

ヨットマンなら当然アンカーローラーを知っている。写真の様にアンカーローラーの中央を貫いている船首プレートが取付に影響しない分けがない。オカザキヨットのずるさが溢れた証言である。・・・・・しかし翌年には主張を変えた。


③H24.4.27 オカザキの主張

「取り付ける船首プレートが曲がっていれば、そのプレートに取付けると完全にまっすぐにはならない。」
(コメント)
おいおい②の独立しているので何の関係ないとの主張はどうなった。「完全に」との表現を加えて、些細な事にクレームをつけているとのイメージを作り上げている。・・・・・・オカザキの姑息さが表れた表現である。


④H23.12.4 オカザキの主張

「原告は、チェーンプレートの修理を請け負っていない」
(コメント)
やはり出てきたあれもこれも見積に入っていないと、追加費用を次々と請求する、悪質業者の典型的な主張。船首プレートは1~2万円で直る事なのに、M社施工費の5.6倍の保険金を受け取りながら「見積に入っていない」と主張。正に悪質業者の見本である。

⑤H23.12.4 オカザキの主張

「調査会社の担当立ち合いの下、若干の曲がりは確認したものの、許容範囲であり、修理が必要との判断にいたらなかった。」
(コメント)
この修理も調査会社の責任にした。 
だが①の主張では、「曲がっているとすれば」これは、曲がっていた事実を知らない主張ではないか。事実公判でも調査した「金地寛幸」は気づかなかったと証言している。

読者は、オカザキヨットがでたらめな主張を繰り返した事は理解できたと思う。

再修理したM社は、船首プレートを板金で直し、その結果アンカーローラーはまっすぐ付き、私の検査に合格した。


23.12.4 オカザキの主張


M社報告書を見たオカザキヨットの反論

アンカーローラー調査報告書 001
この報告書に関しオカザキヨットは以下のように反論した。

 「
もともと船体にあった穴に、同じアンカーローラーをボルトで取り付け、コーキング剤でコーキングし、はみ出し部分を取り除くという作業である。なぜ、同じ作業を行ったのか原告として理解に苦しむところである。」
(コメント)
調査報告書の一部をはしょって、証拠をよく調べていない裁判官をだましにかかった。
故意に「船体中央に正しく取り付けた」という部分を記載しなかった

更にコーキングの汚いはみ出し部分を取り除く作業を、「自分たちと同じ作業」であったと反論し、さも自分たちも同様にコーキングのはみだし部分を取り除いたと勘違いさせようとした。

 

24.8.31 「金地寛幸」陳述書

「船体の取付部分が歪んでいない限り、曲がって取り付けられる事はありません」(岡崎社長も同じ陳述を行った)
(コメント)
だから、船首プレートが曲がったまま直さず取り付けたと主張しているだろう。
船首プレートが曲がっていなかったと、裁判官を錯覚させるための主張である。

船体FRPの取付穴、アンカーローラー自体の穴、それぞれに遊びがある。だから角度が正しいか確認せず、いい加減に締め付けると普通は曲がって取り付く、船首プレートが曲がっているならば、確実に曲がって取り付く。オカザキヨット常識がない会社だと言われても、反論できないだろう。

 

 25.9.17 「金地寛幸」公判での証言

④の、調査員に責任を被せる話が突然でてきたので証人「金地寛幸」を尋問した。

「気付いていなかった」「担当者の方と、一番初めの立ち合いのときは、確か確認していなかったと思います」と証言した。
更に「・・・・・立ち合いのときその指摘もなかった」
(コメント)
調査会社の回答では「自ら損傷個所を探し出し指摘する事はない。なぜならどれが事故による損傷か分からないからである。申請された物だけを審査する」と書面で回答している。(要約)これは当然の話である。
「・・・・・立ち合いのときその指摘もなかった」等と、いろいろな所で鑑定会社に責任を押し付け、言い逃れしている。
因みに私が船首プレートの曲がりについて、電話で調査会社の担当に聞いたところ「そんな話していたかな」との回答でした。

注意:オカザキヨットは、船首プレートの曲がりをなおす事は請負契約に含まれていないと主張するが、学説では一式で見積もられた場合「その工事に必用なものは全て含まれる」とされている。そうでなければ、修理が完成する分けがない。例えばコーキングで船体を汚しても「奇麗にする工事は見積に入っていない」と主張されたら、お客は困り果てるだろう。

 

4)アンカーローラーの締め付け。

裁判が進み、他にも瑕疵がないか調べていた。たまたま船の裏側にデジカメを入れ適当に撮影した写真があったので見ていると。ボルト6本の内3本がワッシャー無しであった。ワッシャーの重要性を知らない人も多いが、ワッシャーはしっかりと計算された上で付けてある重要な物である。決してゆるみ止めではない。締め付けによる摩擦抵抗で横ずれに対する強度を確保するように設計されており、ワッシャーを付けることにより、ボルトだけよりも広い面が締付力を得る。この結果、広い面積で摩擦抵抗を持つようになる重要なものである。

 

アンカーローラーボルト(1) 001
 
しかし、この裏板はあまりにも汚い、カビが生えているように見える。これが新品とはとうてい思えないが、皆さんはどう思いますか。
これに関しオカザキの反論は無かった。オカザキヨット反論を待っている。

 

アンカーローラーボルト(2) 001

 

 この拡大写真を見ると、ワッシャーが付いていない。しかしワッシャーが付いていた跡がある。ワッシャーが無いのに跡がある。これは古い裏板を使った証拠である。
すなわちオカザキヨットは、元々付いていたアンカーローラーを板金で直した可能性がある。少なくとも裏板は古い物そのままである。

又、ワッシャー跡の中央にボルトがきていない。すなわち裏板はコーキングで密着していたので外さなかった。しかし直したアンカーローラーはずれたまま締め付けたので、ワッシャー跡からずれている。アンカーローラーがずれた状態で取りついた、歴然とした証拠である。(アンカーローラーの穴はこれほどのクリアランスがある)

 

5) コーキング

 コーキングが打ちっぱなしで、はみ出して汚いとの指摘に対する
オカザキヨットの反論

平成23年3月28日 オカザキの主張

梱包紙や汚れは(コーキングの事)、被告に引き渡す前にきれいにしている。

・・・・・・の写真は被告に引き渡す前に撮影されたものである。
(コメント)
おいおい嘘をつくな、へばり付いていた包装紙は俺が検査の時外したのだぞ。


②平成24年4月27日 オカザキの主張

コーキングがはみ出して汚いと主張しているが、機能上問題はなく主観的な美観の問題である。
(コメント)
元々コーキングは見せるものではない、見える部分の美観は大切だろう。

初めは、奇麗にしたと主張しながら、汚い証拠を出すと、機能上問題はないと主張を変える。(尼崎地裁でも瑕疵と認められた。当然である)

 

 3.雨 漏

1)作業口からの雨漏れ

雨漏れが多すぎるので、後で他の雨漏れとまとめて一編を作ろうと思ったが、

兵頭さんのコメントで雨漏れの話が出たので、アンカーローラー編に追加する。

 

オカザキヨットの「金地寛幸」は、バウハッチから大量の雨漏れをさせ、私にその原因を説明した。更に証拠として反訳書(録音されたものを書面にする)まで提出されたのに、「雨漏れするような修理はしていない」と偽証し豪語するこの異常さ。

それでも裁判では修理代全額の返金を命じなかったので、裁判所の瑕疵認定はは正しかったが、返金を認めなかった。・・・・・この裁判どうなっているの。

 

 2)雨漏れの原因

私は、前のカタリナ320では、スタンチューブからの海水漏れに悩まされていた。

そのため、カタリナ350に変えた時「PSSシャフトシール」を取付け、ビルジ溜まりは乾くようになった。

事故の修理後、再びビルジが溜まるようになったので、調べてみるとバウ船底に海水が溜まりこれがビルジ溜まりへ流れるのである。私は船速のセンサーから海水がはいるのだと思い、何度も耐水グリスを使い、防水したが一向に収まらない。ある日ビルジの水をなめてみると塩味がしないのである。これは雨水の侵入だと確信したが、何が原因か分からなかった。

事故の修理後(4年後)沖縄へクルージングした。舷灯が壊れた時、原因を調べるため写真の様に改め口を開いた。その時、オカザキヨットが修理した後は、簡単に開いて写真を撮影した。しかし、M社が再修理した後は、コーキングのため蓋を壊さずに開けるのは意外と手間がかかった。ここで私は、オカザキヨットがコーキングしていずそれが原因で雨漏れしたと気付いたのである。たしかにM社の修理が完了した後はビルジ溜まりに雨漏れがしなくなった。

 改め口雨漏れ 001

私は、①~④の様に、後からのコーキングを考えテープを貼ってから蓋を外した。雨漏れがあった形跡は全くない。⑤の写真は、H22年6月16日オカザキヨットが完成させたと主張するヨットを9月5日検査した時の写真である。すでに雨漏れした跡が黒くくっきりと付いている。明らかに雨漏れの跡である。
この蓋を外すとき、コーキングでしっかりと付いているので、壊さずに開けるのが大変であった。少しずつじわじわと時間をかけて開けた。しかし9月5日検査した時は、ネジを外すと簡単に取れてきたのを思い出した。だから写真撮影できたのである。
考えてみれば、アンカーローラーを置く棹が2本付いている。棹といっても、これは雨樋と言っていい代物である。ここを流れた雨水が作業口にざぶざぶと大量に降りかかるのは明らかである。コーキングされていない蓋。どれだけの雨水が侵入したかも明らかである。
他にも、バウハッチ、スタンチューブ、舷灯からも雨漏れや海水漏れを起こしている。これを考えれば、兵頭さんのブログに書いてあった他のヨットが、オカザキヨットに改装してもらったのならば、雨漏れしていたのも納得できる。

 )オカザキヨットの対応

 隔壁が曲がった件に関し、オカザキヨットは次のように主張した。

「被告の船はほかの船に比べて、湿気が多いようである。」ようするに湿気が原因であると主張しているのである。更に「金地寛幸」は「雨漏れするような修理はしていない」と陳述書で豪語する始末である。湿気が原因ならば、雨漏れさせたオカザキヨットのせいである。

その他にも数々の雨漏れをさせている。これは続編で発表する。

読者の皆さんは、この写真を見て裁判所の判断が正しいか推理して頂きたい。

 

 

 3. 判 決

1)平成25年9月17日 尼崎地裁判決

理由も告げられず却下された。

(コメント)
判決は当初予定よりも約2週間遅れて下された。私の思うところ、訴える内容が多すぎて裁判官が期日を伸ばしても処理できず、却下したと思われる。
もちろん大阪高裁に上告した。


2) 大阪高裁判決


アンカーローラー
が船首中央より左舷側寄りに取り付けられていたこと、作業穴のコーキングがされず、雨漏りが生じていたことが認められ、これは本件修理工事の瑕疵に当たるというべきである。
その費用として3万2500円を負担したことが認められ、これは・・・・損害に当たると認められる。

(コメント)
オカザキに支払った修理代は18万1700円である。再修理のため取り外したことは、オカザキヨットが行った、壊れたアンカーローラーを外したことと同様であり全くのやり直しである。再修理は3万2500円で済ませた。1/6である。
オカザキには極めて高度で美しい仕上げを期待して当然である。学説でも金額に見合わない修理の完成度、これも瑕疵とされている。それにも関わらずお粗末な修理で、判決でも瑕疵と認められた。又、3万2500円で済んだのは、神戸から福岡まで回航したためであり、
オカザキに期待したような高度な修理を期待しなかったためでもある。
この修理にオカザキの実績は全く無く、私は何の利益も得ていない。オカザキヨットの出来高は0%である。従って作業費は全額返還すべきである。再修理の金額のみの返還は判例違反であり誤審である。高裁へ判例違反だと上告したが却下された。

・・・・おい、オカザキヨット金を全額返せ。

 


日本小型船舶検査機構そのとんでもない実態

 

平成27年12月裁判が起こされ、日本小型船舶検査機構は「舷灯角度の違法状態」を知ったにもかかわらず「それを各方面に知らせる義務はないから行わない」と主張。さらにこの事実を知った後も違法のまま船検に合格させた。人命を何と考えているのか。(事実を知ったのは平成27年10月)

彼らに「シーマンシップ」はあるのか、そのような者が検査したのか。よくある「天下りのためだけの組織」なのか。

これは、日本小型船舶検査機構の検査が原因で、いかに多くの船舶が危険に晒さる事になったのか、船舶関係者に夜間航海の危険性を訴えるものである。

 

驚いた舷灯の実態

 私は、夜間航海において、瀬戸内海で漁船と衝突し舷灯を破損した。その修理を株式会社オカザキヨットに依頼した。その後修理のトラブルがあり、裁判になった。その過程において、神戸新西宮にある株式会社オカザキヨット(以下オカザキヨットと称する)舷灯を違法取付している事を知った。驚くべき事に、夜間航海で漁船と衝突した時も、自船の舷灯が30度内向きの違法状態であった事を知った。この舷灯もかって嵐に会い破損した物をオカザキが直したものであった。他のヨットは?疑問に思って調査した。その結果は驚くべき事に、多くのヨットの舷灯が30度内向きの違法取付であった。

 

事故舷灯破損 001

舷灯オカザキ証拠 001

写真は、オカザキヨットが完成した証拠として、裁判所に提出したものである。舷灯が正しく付いていれば、この角度から赤色部分は見えるはずがない。
だが、はっきりと赤色が見える。明らかに取付角度が違う。違法である。
(実際の写真は赤と黒の区別がはっきりしない。しかし印刷の基本は3原色である。写真を読み込んで赤を強調するとこのようにはっきりと分かる)
この証拠があっても、オカザキヨットは、正しく付けたと言い張った。
そのため私は日本小型船舶検査機構の力を借りようとしたのである。


呆れた、日本小型船舶検査機構神戸支部の実態

私は、検査をした神戸支部に対し、船検において、検査の責任は問わないから、違法で有ることを証明して欲しいとお願いした。神戸支部は資料を見るから送って欲しいとの事で、資料を送付した。この時一緒に新西宮ヨットハーバーにおける他の違法状態のヨットの写真も一緒に送った。しかし証明することはできないとして(許可が下りない)資料を送り返して来た。この時当然、新西宮ヨットハーバーには違法状態のヨットが8艘有ることを神戸支部は認識したはずである。又、関心をもたなければおかしい。
(対象の舷灯ヨットは11艘、内違法取付角度は8艘、異常な確率である)

私は、自分のためだけではなく、違法状態のまま船検を通している事実を知った以上、行動を起こす必要があると考え、尼崎地裁で裁判を起こした。だが尼崎地裁は私が、日本小型船舶検査機構に対して、証人尋問させて欲しいと請求したが、認められず結審し、訴えを却下された。尚、損害賠償を求めたのは、利害関係がなければ訴えを却下される事が多いためである。
札幌からの旅費交通費を考えれば
到底わりの合わない裁判であるが、ヨット業界の修理の実態とそれを検査する日本小型船舶検査機構の実態を公表することが、私の「シーマンシップ」であると考え裁判を起こしたのである。

 

尼崎地裁の呆れた却下理由

事件名:平成27年(ワ)第1058号、船舶不法検査損害賠償請求事件


日本小型船舶検査機構の主張

「実施方法細則」に従って適正に実施している。

細則では「前回の検査時から各設備に変更等ないことを確認する」となっているが、一端船検に合格したヨットは、変更があるとの「ヨット所有者もしくは代理人からの申告がない限り」検査項目にない検査はしないと主張。事実を知りながら「変更なし」と言われれば検査しない。呆れた言動である。

舷灯については、「点灯することを確認する」となっているが、向きについては、点検項目にないと主張、私がそのヨットを特定し連絡しても、検査を受ける者から「申告がない限り」確認する必要はなく合格させると主張。
これでは点灯すれば後はどんな状態でも良いとの主張である。なぜなら違法取付の実態と、写真まで添えて説明したが無視されたのてあるから。

事実、この裁判を起こすにあたり、再び新西宮ヨットハーバーで調査をした。1回目の調査は、平成23年5月である。今回は平成27年、この間4年経過している。中間検査が当然あったが、それにもかかわらず、違法状態はそのままで船検に合格させていた。

 

指摘されても、違法状態で合格させる、日本小型船舶検査機構の実態

日本小型船舶検査機構との裁判がはじまり、再調査をした。平成23年5月違法だったヨットの舷灯は相変わらず違法状態であった。日本小型船舶検査機構神戸支部は、平成27年10月その実態を知ってからも合格させている。

裁判が始まったが、その間に船検の時期がくるヨットが有ることを知った。私は再びハーバーへでかけ、そのヨットを確認した。

驚くべきことに、舷灯が違法状態であるにもかかわらず、新しい検査証が貼ってあるではないか。違法の事実を知り、更に訴えられても検査に合格させたという驚きの事実である。

 

 神戸支部違法船検 002

このヨットの舷灯は30度内側を向いている。この船の舷灯の不備を平成23年の調査で確認。平成28年4月再調査。同年7月船検合格させている。神戸支部に写真付きで多数のヨットが違法状態で有る事を伝えたのは平成27年10月。平成27年12月裁判になってからも船検を合格させている。日本小型船舶検査機構ってなに?


隣のヨットマンの話

私は、違法状態のヨットを船検合格させた証拠を得るため写真撮影をしていた。すると不審に思った隣のヨットマンが「何をしているのですか」と怪訝そうに声をかけてきた。

私が事情を説明すると、『先日、皆で舷灯の処へ集まって話しをしていました「今までなにも言われなかったのに」と文句を言っていましたが、舷灯の事だったんですね』との事でした。しかし違法状態のまま検査証が貼ってあり、合格させている事を説明すると、「舷灯のことだったんだ」と納得していました。別れる時「裁判頑張ってくださいね」と励まされました。

注:私はこの検査日を「前日」と記憶しているが、あまりに出来すぎた話で、「先日」の聞き間違いかもしれないので「先日」とした。

 

尼崎地裁判決

「本件ヨットについて必要な検査は適正に行われており、被告が検査を怠った事実はない」として却下された。

私:日本小型船舶検査機構は事実を知りながら合格させている。これを「検査を怠った」と言わずしてどのような状態をいうのか。私の船の検査を怠ったのも当然である。

 

尼崎地裁は組織を守るための判決を出した

 尼崎地裁は、私が尼崎地裁で「株式会社オカザキヨット」を訴えている事は当然知っている。(素人裁判で何年も通っており、弁護士仲間と間違えられ挨拶されることもあった)

この時「舷灯が違法に取り付けられており、その修理をやり直したので金を返せ」と数々の証拠を提出して訴えたが、尼崎地裁は何の根拠も示さず却下している。全く審査していないのである。

日本小型船舶検査機構に対しても証人尋問させなかった。こんな裁判があるか。
これが明らかになると、尼崎地裁で判決があったオカザキヨットとの裁判に影響がある。
「組織を守るための判決」だと言われて当然ではないか。

 

関係省庁に告ぐ、これは違法行為であり、公文書偽造ではないのか。

たしか3年くらい前、大阪府警で、輸入車にバックミラーを増設せず、違法に車検を通し逮捕者がでたはずである。

 

日本小型船舶検査機構の検査員は検査をする資質があるのか

私は昔、住宅の検査員をやっていた。あるプレハブ住宅会社が、名古屋の台風で屋根を飛ばしてしまったからである。在来木造住宅に比べれば、その割合はわずかな棟数であったが。原因は、工務店が補強金物の取り付け方を知らなかった。あるいは手抜きであった。

これが構造体の問題、メーカーの問題とされる事を恐れた会社が、建築士を大量採用し「検査員」として養成したのである。我々は業者の再教育と検査を徹底してやった。しかし、アンカーボルトの入れ忘れ等やり直すことが大変な部分などで手抜きがあり、見かけ上アンカーボルトを入れて検査員、すなわち私をだますのである。検査といっても日本小型船舶検査機構のように見るだけでなく、全数スパナで絞めなおすのである。しかし他の検査員と同行して、その検査方法を見て、私がだまされている事に気づいた。

我々は、そのだましのテクニックについて教えあい、なぜ手抜きが起きるのか、それは彼等だけでの問題ではなく、我々が指導する施工マニュアルにも問題があるのではないか。手抜きをすればすぐわかる施工方法等検討を重ねた。

この努力がみのり、役所の検査では検査証が貼って有れば間違いないと言われるようになったのである。

日産自動車はどうか。

資格を持つ検査員が検査しなかったことが社会問題となっている。人命に直結するかもしれないからである。


今の私はどうか、今ならチラッと見ただけで判断できる

 私は、あの津波が来る前々年の4月、銚子マリーナから、新西宮ヨットハーバーに母港を変えた。運が良かった。4月末保険が切れるので回航を強行、この時嵐に会い、舷灯に海水がかかって漏電し、赤の全周灯にテープを貼って代用し、大阪湾に入ったのである。

この時、株式会社オカザキヨット(以下オカザキと称す)に、桜マークの舷灯と換してもらった。オカザキの職員「金地寛幸」と職人がやって来て、私の目の前で舷灯と舷灯を取付けるL型プレートを取付けた。しかしその取付角度が30度内側にずれているとは、全く気付かなかった。しかしプロの彼らが分からぬはずがない。図々しくも私が見ている前で違法工事をしているのである。オカザキヨットの「金地寛幸」もなんら注意しない。
(なぜ違法取付をするか、どんな影響があるか詳しくは次回)

夜る松山沖で漁船と衝突、破損した船体を確認しようとして落水、漂流した。その時もオカザキが壊れた舷灯の交換をおこない、再び30度ずらして取り付けた。オカザキの手抜きでもめた時も気づかなかった。全ての修理にクレームが着いた。しかしオカザキは直さない・他の業者も直してくれない、仕方なくオカザキの影響のない福岡まで回航して再修理したのである。

修理も終わり、神戸へ帰ろうと準備していると、たまたまこのヨットを売った会社の元職人がやって来て、いきなり「舷灯曲がっていますよ」と教えてくれた。
この男はきっと、多くのヨットの舷灯が曲がっている事を知っているのだろう。そう考えた私はこの時、他のヨットも調査した。桜マークの舷灯を付けた対象ヨットは
4艘いて、内2艘が違法取付であった。更に、神戸へ帰り新西宮ヨットハーバーでも調査した。対象のヨット11艘(私の船を含む)の内、8艘が違法取付であった。驚くべき数字である。

 私は違法取付に気付かなかった。船長として情けない話である。しかし、今ならチラッと見ただけで違法が分かる。極めて簡単な見分け方がある。舷灯が乗っている「L型アングルの6穴側に舷灯が乗っているか確認するだけである」(一方が6穴、もう一方が3穴)

 

日本小型船舶検査機構はどうか。

 左右の舷灯が30度も内側を向いている。それにもかかわらず、「点灯することを確認する」となっているから、角度の検査は行わないと言う。30度もずれているのにである。明かりを付けるとずれている事が更によく分かる。ずれた角度が拡大されるからである。間違った方向に点灯しても合格させるのか。今まで誰も気づかないならば、日本小型船舶検査機構は素人の集団である。

私が検査員なら、この問題をすぐ日本小型船舶検査機構内で共有し、直ちに検査方法を変更する。


日本小型船舶検査機構は恐ろしい。
夜間航海と、30度内側にずれた舷灯。これ人命に直結する問題である。「この問題を関係機関に知らせたか」と尋ねると「知らせる義務がない、だから教えない」と裁判官の前で堂々と恐ろしい主張するのである。それに対し、なにも確かめない裁判官も恐ろしい。恐ろしい主張をする日本小型船舶検査機構の言うことを裁判官は信用した。国民の命をどう考えているのか。

 

日本小型船舶検査機構は手抜きをするため「変更なし」を求める

 彼らは、多分性善説をとるのである。それは検査の手抜きをするのに都合がよいからである。「変更なし」と書類にチェックを入れるだけである。人は問題のない工事でも、チェックされ指摘される事を嫌う。これが常識である。だから口頭で済む「変更なし」と当然言う。こんなことは常識である。私が住宅検査で「変更なし」と言われて、検査合格させたらどうなるのか。事故があればクビである。日本小型船舶検査機構はどうか。

日本小型船舶検査機構は、検査の手抜きをしたいがために、「変更なし」と言ってもらいたいのである。お互いの阿吽の呼吸である。

 

船体登録時点から違法取付ではないのか

 裁判では、日本小型船舶検査機構は、中間検査に話を集中していた。しかし、今考えれば、本来は桜マークの付いた防水の悪い粗悪品を取付ける事が求められているのであるから、船体登録した時から、違法取付がされていると考えるのが妥当ではないか。そうであれば検査していないではないか。

 

よこ道編:桜マーク舷灯はなぜ海水が侵入するのか。

 今のLED舷灯の防水性能は知らないが、(LEDに交換しようと思ったが発売されたばかりで、耐久性が心配でやめた)今までの舷灯はよく漏電する。カタリナ320で、私は新西宮ヨットハーバーから日本一周に出発した。途中銭洲に衝突し船に穴が開き浸水した。松崎で修理して1か月後再び航海を始めた。ナイターになり、その夜海が時化た。前方で雷があるらしく時々ピカリと光りセールを照らすのである。しかしこれは雷ではなく、舷灯が漏電したためであった。火災が起きなくてよかった。小名浜で修理し、花火を見ながら出航した。今日もナイターである。私はいままでほとんどナイターである。シングルで2日間も珍しくない、3日もある。沿岸を走るナイターはつらい。気づくと貨物船に囲まれていた。日本一周が終わっても、1か月ナイターの夢を見て驚いて目をさました。ヨットを始めたばかりなので、今とは違い(ドンの情報助かっています)情報が少なく、信頼できる港を選んだためである。

 カタリナ350にヨットを変え、銚子から神戸へ母港を移すとき、ナイターで時化に会い、漏電で舷灯を壊し、オカザキが桜マークの舷灯に交換した。沖縄へ向かう時、瀬戸内海でナイターをして衝突事故を起こした。再びオカザキが舷灯を取付けた。オカザキと裁判が始まり、遠出しなかったので2年ばかり嵐に会う事がなかった。久しぶりに瀬戸内海を出て、与那国迄クルージングをした。途中波が荒かった。与那国で数日遊び宮古島へ向かうべくナイターをした。

この時、舷灯が2つとも切れている事が分かり、石垣島で修理をした。今のままではだめだと、思いつく処全てにコーキングした。

石垣島から、宮古島に向かいナイターをした。またもや舷灯が故障。石垣島を出るとき、波に翻弄されたのが原因か。宮古島では舷灯が手に入るか分からないのでそのまま宜野湾へ向かった。沖縄本島は船が多く危険なので船の少ないコースを遠回り、3夜目に宜野湾に着岸。

 舷灯を外さず蓋を取って中を見ると、ショートしてバルブが溶けている。

こんなことではいつかは火災事故を起こす。私は、外から入る原因が分からなければ、中から水を入れれば分かるのではないかと(逆転の発想:原因があって結果が出るのならば、結果を出せば原因が分かる)下の写真のように水を入れてみた。ゴムチューブの中を配線が通っているが、なんとここから水がどんどん漏れるのである。いかにも防水してあるように見えているが全く防水していない。

このチューブを防水して取り付けた。その後現在に至るまで何度も時化た海を航海したが一度もショートせず壊れない。結局この航海で、修理用舷灯4個、予備2個、計6個も舷灯を買ってしまった。

 舷灯漏水試験 001

 

この桜マークの舷灯は、本来ヨットに取り付ける事を想定していないと思う。すなわち国内にヨット用の舷灯はないという事である。なぜなら、舷灯の取付説明書には、舷灯の下面周囲にコーキングするよう書いている。チューブを防水せよとは書いていない。すなわち、ボートや漁船に取付けた場合、チューブ部分は船内に入ってしまい、周囲をしっかり防水すれば海水がかからないのである。そのため、そのよう説明がなされていると思われる。ヨットに取付ける事を想定がされていない。検査機関は製造責任をとれ。

 

この問題を日本小型船舶検査機構ではなく、船長の責任とすべきか
日本小型船舶検査機構は設立の目的が、その船を持っている船主のためだけではない。一番の目的は、公共の利益のためである。
貴方は相手の違法舷灯が原因で夜る衝突事故を起こして漂流してしまった。これを相手船長だけの責任にするのか。それは違うと思う。日本小型船舶検査機構は、貴方のために相手船の検査をするべきであると考えるべきである。貴方は危険な相手船を調べる権限もないし衝突した時は遅いのだから。
 日本小型船舶検査機構が、違法なヨットを使い、貴方の進路を妨害させたと考えるべきである。
舷灯正誤比較 001

舷灯の取付角度が違うことを、ヨット仲間に知らせて下さい。

違法取付は、舷灯タイプ(両色灯ではなく)に限られ、輸入艇の舷灯を国産の桜マークに変える時、発生しているので、心当たりの方は舷灯の取付角度を調べて下さい。見分け方は簡単で、L型アングルの3穴側に舷灯が付いていれば、取り付け方が違うと思って間違いありません。見かけた方は教えて上げて下さい。各地で30度内向きの違法舷灯が見つかっています。

 

見つけた方は、どこのハーバーで、何艘いたかお知らせ下さい。


<事故を解説する:オカザキヨット裁判と内容は同じ>


  
愛媛県松山沖で漁船と衝突、落水・漂流

平成22年4月衝突事故発生

 

どのような状況で海難事故が起きたか。

 

3月24日: ヨット整備完成検査(オカザキヨット整備)

 

4月6日: 新西宮を沖縄に向かって出発、小豆島で夜になる。

 

日: 15時頃、来島海峡手前の伯方港に停泊予定であったが、疲れたので、初めての港で着岸場所がなければ更に航海を続ける事になり無駄な徒労に終わるので、そのまま航海を続け、大分の姫島へ向かう。

 

日: 夜22時頃、四国松山沖の由利島を通過した。この後は海域が広がり、見張りがしやすいので、仮眠している妻と見張りを交代しようとした。右姫島・左豊後水道方面と航路が分かれるので、何度も航路を確認し、交代のため妻を起こそうと船室に下がった。この時尿意を催し先に用をたし、妻を起そうとした時、ドスンという音がし、慌てて飛び出すと漁船の左舷に衝突していたのである。(正面衝突に近い、21度の角度で衝突した。そのまま船は引きずられ、飛び出した時は、T字型になっていた)

 

星一つない真っ暗な海を漂流。

 

慌てて飛び出した私の目の前には、漁船の船腹と赤灯が見えていた。漁船とはすぐに離れたので、船首の損傷を確かめようと、壊れて折れ曲がったパルピットにつかまった。確かめようと身を乗り出したところ、パルピットはすでに折れてばらばらになっていた。そのため落水したのである。この時パルピットの端は折れてめくれており、強く掴んだまま落水した私は右手に大けがをしたのである。
(この時は痛いと思っただけで気づかなかった)

 私は落ちる瞬間「落ちた」と叫んだだけで、そのあとはもがかず、一端海に沈みその後も声を出
さなかった。これは、慌ててもがくと海水の飛沫を肺に吸い込み意識を失う事があるからである。(これ覚えておくべき:浅瀬でも溺れる原因)

 幸い救命胴衣を着けており、更に夜になると冷え込むのでたくさん着込んでいたので寒さの心配なかった。ヨットは風に流され離れていったが、自分も少しずつ流れ航路から離れたのは幸運であった。(本船に巻き込まれる恐れあり:後でぞっとしました)

しかし妻には「助けてくれ」と救助をもとめなかった。なぜなら本当の真っ暗闇で何も見えない中、引き返してスクリューに巻き込まれる事を恐れたからである。 

 どうしょうかと周りを見回すと、私のLEDライトが光り輝き漂っていた。これは、今回姪の旦那からもらい、何気なく持ってきたものである。運が良かった。当時のLEDライトはガラが大きく海水に浮かんだのである。

これを取ろうと必死になって泳いだが、たくさん着込んでいため思うように泳げず、更にライトが風に流されて行くので、捕まえられなかった。そのうち息切れがし、心臓が苦しくなってきたので、危険を感じ中止しました。(H28年ドックで心臓の血液が多少逆流していることが判明)

 

私はいままでピンチで何度も助かったので、絶対助かる自信があり慌てま
せんでした。「積極的に行動するか」「このまま朝まで漂流するか」考えていました。

52
LDEライト、怪我をした手で掴んだ、中に浸透していた血が流れ出ている。

 
妻の救助

 

この間妻は私が沈んだと思い、暗い海に向かって「だれかお父さんを助けてくださ~い」と絶叫しながら、もと来た方向へ流れてゆくのですが、漁船はやってきません。哀れで涙がでました。

  ふと見ると、今まで私から逃げていたLEDライトがすぐ近くまで来ているではありませんか。私はこれを確保しなければ死ぬのが運命だと悟り、必死に泳ぎました。(もそもそ進んだだけだが)不思議なことに今度はライトがほとんど流されず。なんとかライトを確保することが出来ました。この時「助かった」と思いました。この時はまだ出血に気づいていず、もし確保できず、朝まで漂流したならば出血多量で死んでいたかもしれません。

  私が落ち着いて、ヨットが離れてゆくのを見ていたのは、夜は非常に遠くまで声が通ることを知っていたからです。呼ばなかったのは真っ暗闇の中、ヨットが間違った方向に引き返し、巻き込まれることを恐れたからです。

 ライトをもった私は、150mほど離れたヨットを照らし「引き返せ」と怒鳴り、ヨットを照らしました。妻はエンジンのかけ方を知りませんが、幸い衝突の時ショックでギアが外れただけだったので、車の運転ができる妻は何とか近くまで来ました。

 
「ライフスリング」を投下させようとしましたが、開けることができないと泣き叫ぶのです。のんびりと話しかけ、何とか落ち着かせようとするのですが全く効き目がありません。原因は、パルピットの外側に付けたため、蓋が海側を向いていて、蓋がマジックテープで固定されているのがわからないのです。(今は内側に向けて付けてある)

 

仕方ないのでイーパブを稼働させようとしました。妻はバンドをはずせず、包丁で切り取りましたが、もう一か所細いひもで結わえてある事に気づかず失敗。救命いかだも、閉じてあるひもを切るだけで、止めてあるバンドを外せず失敗。

 

パニクリやすい正確なので、こちらは落ち着けようとのんびりと話すのですが、全く効き目がありません。

 

これでは、たっぷりと水を吸い重くなった体をヨットに引き上げてもらうのは無理と判断し、救助を依頼しようと妻に電話をかけさせました。

 しかし海上保安庁の「118番」を思い出すことができず、仕方がないので110番へ電話をさせましたが、妻は正確な位置を伝えることができません。相手の問いに対して、松山沖である事、左に島がある事(由里島)右手には何も見えない事を伝えただけでした。相手はわかったといって電話を切りました。

 

 漁船に救助される

 

この間、衝突した漁船に去られては助からないと思い、LEDライトで漁船を照らし続けました。(漁船は助けようと網を上げていたとのこと)

 もう妻はだめだとあきらめ、漁船に「助けてくれ」と叫び、しばらくして漁船がやってきました。

 二人で(親子)私を引き上げようとしますが、とにかく水をたっぷりとすった私の体は重く、なかなか引き上げられません。

 私は当時80キロありましたから、100キロ以上あったと思われます。二人の力が限界かなと思ったとき、両肘が舷側にかかり、ようやく救助されました。

 

 松山港に向かう

 

その後松山港に向かうことになり、私はヨットに飛び移りました。

しかし寒気がするので、濡れた衣類を着替え、ぼたぼたと血が出ている右手にタオルを巻き、松山港へ向かいました。

 

7
右手から滴った血が点々と続く

しかし、寒さが出血多量によるものであることを気づきませんでした。10分くらいたってから、松山海上保安庁から電話があり、位置の確認を行い、ケガをしていることを伝えました。

 

GPSがあることが分かると(今天測の試験はないそうですから、GPSがあるのは当然)、北緯何度ですか、東経何度ですかと聞いてくるのです、専門用語では素人である妻は何のことか分からなかっただろうと思いました。単純に「何度ですか」と聞いた方がよいと思いました。

 

5分くらいで保安庁の船がやってきて、私は乗り移りヨットは保安庁に回航してもらいました。

 

 病院で手術する。

 

松山港では、救急車が待っており、すぐ血圧を計りました。

この時「61」と告げられ、初めてかなりの出血があったことに気づき、あのまま朝まで漂流していたら、危ないところでした。

中指の先から、親指の付け根まで、ところどころ切れており、特に中指の第一関節の血管は切断しており、ここの止血が上手くいかず、けっこう時間のかかる手術になりました。

 

その後、北海道に帰ってから再手術を行いました。しかし手の引きつりはほぼ良くなりましたが、中指の先端はマヒしたままで現在にいたります。

 

 事故の原因

 

こちら側の原因は、5艘の貨物船がヨットと漁船の間を通過したこと、漁船の後方に島があった事などで、貨物船や島の明かりと見誤った事です。

 漁船側は、網を下した後、松山方面に漁を続け、その間寝ていたとの事です。しかし由里島から漁をすると目の前は航路です。せめて航路を横断してから休息でなければ、とんでもなく危険なことです。

だが、私はこの事故で、相手船が違法舷灯のため安全だと判断を誤り、寝込んでしまったのではと考えています。 

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